応援コメント

優秀者というのはね」への応援コメント

  • リアルにいますねこんな感じの人

    作者からの返信

    いますねえ……。
    リアルにおいてふつうに出くわしたりしますね……。

  • 更新お疲れ様です。

    幸奈の先生となる御仁は、大変な奇矯さを発揮してますねぇ。
    あまりにも苛烈で、しかしこの『社会』と適合する思想。
    「優秀であれば、あらゆる搾取と奔放が許される」
    優秀なる上位者にとって、この思想は最強の免罪符でしょう。

    幸奈のこれまでの言動やモノローグから見るに。
    この『社会』では歴史等の過去に学ぶ学問が異常に軽視されている。
    歴史とは過去の先人達による、失敗の集積体だと私は考えております。
    歴史を軽視する人類は、必ず同じ過ちを繰り返す。
    この『社会』も猫の思想より始まり、一部の人間を特権階級化する愚を冒した。

    ……いや、順序が逆なのかもしれないですね。
    歴史に照らせば明らかに誤りとなるこの思想で、『社会』を創るため。
    邪魔になる旧時代の歴史を、人々の中から抹消する必要があった。
    歴史は勝者が創るもの、とは良く言ったものですね。

    そういう観点から見た場合に歴史と文化に強い関心を示した幸奈は、この作品世界において春以上の異物であると言えるかもしれない。
    この『社会』を根底から否定するとしたら、彼と彼女の二人でしょう。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます。

    まったくもって、この先生はこの社会においてとっても「正しい」ひとですねえ。それは、それはもう……「正しい」お方だと思います……。

    春の異質性がこれまで目立つエピソードが多かったと思いますので、そこに隠れがちでしたし、これまではっきりとは描写してきませんでしたが、おっしゃる通り、幸奈もじつはこの社会において、そうとう……というところが、あります。
    ただ彼女はこの社会においての一員だと明確に認められているところが、春とは異なりますよね。それはこの社会においてはとてもよいことのはずで、このまま突き進めばそれこそこの先生みたいに「なれた」もしくは「なってしまった」はずですが……幸奈は、幸か不幸か、そうはならないで、地獄に行きました。

    春と幸奈の、社会に対するこれからのかかわりはもちろん。
    今後の展開も、ぜひともよろしくお願い申し上げます。