立て続けの更新お疲れ様です。
人間……いやさ「神」であった頃の南美川幸奈が、春以外の犠牲者を生み出していたであろうことは自明。
彼女はどこまでも無垢に無邪気で、南美川家という環境は戒めや諭しとは無縁だった。
劣っている者を人間として見ることが出来ないのは、当時の彼女にとって自然なことだった。
無知の代償として、「神」どころか人ですらなくなった彼女。
過去の罪過は彼女の唯一の救いである、春をも絡め取ろうとする。
そうしたところで、もはや三人組も春も勿論幸奈も救われない。
只々、無間地獄が広がるばかり。
……我ながら、幸奈に感情移入しすぎですね。
作者からの返信
いつもありがとうございます。
幸奈は素直で優しく気の利く普通の女の子だったのですよね。ただ、それが彼女にとって自明で自然な「人間どうし」のかかわりにのみ発揮されていただけで。
幸奈は人間未満に加工されてから、いままでかかわってきた「自分にとっての人間未満」への仕打ちに、なんど小さな人犬の身体で震えたことかと思います。
しかし、それであっても春をはじめ三人組も、ほかのだれも、過去がなくなったりいまが報われるわけではないのですよね。
今回はそういう幸奈の罪がついに現実的に追いかけてきた……という感じになるかと思います。
彼女らがいきなり「人間未満」として引っ立てられる悪寒がするのですが……。
作者からの返信
この社会はもろもろ怖すぎますよね。
続きもどうぞおつきあいくださると嬉しいです。