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多分ですが人間に戻る過程で南美川さんは自分のしてきたことを心から向き合うのではないでしょうか?
それこそ今まで酷いことを色んな人に、特にシュンにしてきたことで罪悪感で苦しみながらやっぱり自分は人間になっちゃだめだと言う程に。
いっそネイルアートも要らないから一生シュンの愛玩ペットでいさせてくださいと願うほどに。
でもそんな彼女を立たせるのシュンなのでしょう。
初めての怒りか、優しい言葉か、どういう方法でするのかは分かりませんが楽しみです!
あ、でも一度立った後、今度はシュンのptsdの理由に深く潜り込んで自分が作ってしまった歪に歪んだ大切な人の本当の姿を自覚してまたも挫けそうになる二段構え展開もいいですね~
おう、妄想が捗る~
苦労をすればする程にハッピーエンドの感動はうなぎ登りなのだ!(^=^)
作者からの返信
南美川さんはいちどどこかでそこにしっかり、向き合わなくてはならないですね。いちど、あるいは今後ずっと。
彼らのゆくすえを今後もお楽しみください……!
愛玩ペットでいさせてください、と願うというのは、一般的に考えれば洗脳でもされてんのかという感じですが、幸奈の場合はごもっともですとなるのがアゲイン書いててよかったなあ、と思うことのひとつであります。
地獄……
幸奈の場合、人に戻れたとして、南美川家に戻る可能性は皆無。仮に、仮に幸奈自身が望んだとしても、『要らない子』認定された者達と再び家族としての生活を続けていくなど有り得ない。(再びヒューマンアニマル加工されるか畜肉処分が関の山)
その上で……例えば来栖春が、私の近所に住むニイチャンだとして、ある日ユキナという雌犬を引いてきて「こんにちは! 僕達結婚するんです!」と、のたまわったとしよう……。私はどう受けとるだろうか? 「ああそうかい。お幸せにね!」と言えるだろうか? いや、無いでしょう。 それどころか、アイツは頭がおかしい。気が触れたんだ。これまでの付き合いを続けていては、私達までおかしくなったと疑われかねない。あの来栖さん家とのお付き合いは金輪際控えよう……と考えることでしょう。
現時点で幸奈は、人ではなく『犬』なのですから……。
何が申し上げたいかと言いますと、春も幸奈もこれまでのような生活を続ける事は出来ない。一度(ひとたび)『人犬加工された』という事実。人間は自分が知らないもの、理解出来ないものに恐怖を覚える生き物です。『春と幸奈』は迫害を受けやすい存在になってしまうでしょう。
もしかすると春が会社を辞め、家族との縁を切り、全てをなげうってまでして、やっと最後にひとつ得られるのが『幸奈との暮らし』なのかなぁ~と思いました。
社会評価ポイントに全てが左右されているかの様なこのディストピア世界ですが、人が人として生活している以上、良くも悪くも必ず感情というものが介在していると私は思います。
でなければ、そもそもこの物語が、春の思いが、幸奈の希望が存在し得ないですから……。
あと、気になるのは、冒頭のネネさんの発言『薬を開発中』ですね。
的外れである事も想定しつつ、現時点で私が想像出来る『地獄』とはこんな感じです。
作者からの返信
ソーシャル的にも当然、さまざまな問題が起こってくるでしょうね。
そのあたりを春がどう判断してるのか、そして幸奈がどう望むのか。
細やかに書いてゆきたい第八章ですので、どうぞ今後もおつきあいをよろしくお願いいたします!