45話 魔王という生物

 アンとビスの視界はユルユルとぼやけ、三ツ又の銀の燭台の光は二人が瞬きする度に、クシャクシャの銀紙のごとく形を変えた。

 

 ドン、ド……。


 純白のフリルブルマから出た、華奢な四つの膝が酒場の木の床を打つ。

 横倒しになった、その細く長い大腿へ、ハラハラ、パタパタとにわかの雨が降る。


 褐色の姉は胸一杯で喉を詰まらせながら、何とか震える発音を大陸共通語にした。


 「ゆ、勇者様……伝説の勇者、ドラクロワ様……お逢いできる日を……指折り数えて夢見ておりました……。

 あ、あの、お名前をいただいた日より私達は……」


 どうやらこの辺りが限界であるらしく、漆黒の長い睫毛を痙攣させた姉は口元を押さえ、すっかりうつむいてしまったので、続きは色白の妹が受け継いだ。


 「わ、私達は、一日たりとも貴方様の事を想わぬ日はありませんでした。

 15年前、あの森で家族共々、私達をお救い下さったこと、本当に感謝してもし切れません!どうか、どうかここに言わせて下さい!!

 勇者様!!本当に、本当にありがとうございましたー!!

 家族は、特に両親は貴方様をお遣わし下さったとして、七大女神様に日々感謝しておりますが……。私達二人は……こ、こんなことを言うのは、いえ想い考えるのすら冒涜であり、神聖のご加護を取り去られるかも知れませんが……。

 す、全ては貴方様、強大にして威厳ある勇者であられます、ドラクロワ様にこそ感謝すべきであると思っております!!」

 プラチナのボブを幾度も上下に揺らし、躊躇いながらも思いの丈を、その偽らざる本心を露にした。


 魔王はつまらなさそうに、無表情で長い感謝の言葉を聞いていたが、突然、最後の件(くだり)で破顔し

 「フハハハハハ!そうか?お前達は俺に感謝しておるか?

 あの朧(おぼろ)な、おるかおらぬのかはっきりせん、よく分からん七大女神達などより、この俺が、この俺こそが強大な救い主であると感じておるときたか!?

 フハハハハハ!フハハハハハー!

 突然現れて涙ながらに、二人して暑苦しくも分かりきった当たり前の事を言うとはのう!

 この口の減らん正直者めがぁー!!ばちが当たっても知らんぞ知らんぞー!?

 フハハハハハ!フハハハハハ!アーハッハッハー!」

 ドラクロワは至福の真っ只中で仰け反り笑い、椅子から転げそうになっていた。


 そこへアンとビスの残りの家族三名が現れた。


 まずは色黒の母親が、魔王の陶磁器のように白く美しい顔を見るや、手を合わせて口を覆い、そのブルーグレイの瞳を急速に潤ませた。


 「あっ、貴方は!忘れもしません!貴方様は!私達家族をあの森でお救い下さった、魔法使いの勇者様!!

 で、では……主人の手をお癒し下さったのはドラクロワ様なのですか?」


 魔王は、先代魔王の父親ですら一目置いていた、この星を創世したといわれる五十の神々の生き残り、七大女神等よりも評価されたのを大そう気に入り、有頂天で心地よく笑っていたが、急にケロリとどうでも良さそうな、いつもの美しい無表情に戻り

 「いや、俺ではない。このぐーぐーとうるさいのがやった。

 俺は破壊呪文は得意だが、逆の癒すことは知らんのでな。

 こいつらを邪神にあてがわせ、ぶつけたときの……いや、後学のため、こいつの神聖魔法が開放されたとき、どれほどまでやれるものか一度見ておきたかったのでな、座興に少しやらせてみた」

 魔王には虚飾も、憐れみも、恩情なども根こそぎ、それこそ欠片もなかった。


 天井へ高いびきをかく女魔法賢者へ、皆の目が、特にアンとビスからは畏怖する目が向けられた。


 ドラクロワの顔を見て、父親の過去に失われた左腕を何とかして、どこからか持って来たのだろうと、何とはなく察したものの、欠損部位の結合、しかもとうに癒えて塞がった切断面のそれをやってのけたとなると、断じて、私、神聖魔法を少しかじっております、の域ではないことは明白である。


 当のユリアは、サフラン色のローブの襟で口元を拭きながら鼻をすすり

 「おいー、酒もってこいやぁ……にへへ……」

 寝言を言って、また高いびきに戻った。


 ライカンの家族は未だ信じられないといった顔で、その愛らしいソバカスの赤ら顔を見つめるしかなかった。



 魔王は、ふとライカン家族の最年少、アレクの細長い首から下がった、コイン大の金属製ペンダントに目を留めた。


 「おい、そこの子供。それはなんだ?」


 皆の視線がサフラン色の凄腕神官位から、魔王の指差す、一人息子アレクの若者特有の厚みのない体、その胸元へ集中する。


 魔王の言う「それ」とは、15年前にドラクロワが森に捨て置いた、暗黒色のマントの生地を加工した装飾品である。


 このペンダントは天鵞絨の持ち主、伝説の勇者により、家族と当時胎児であったアレクの命が救われたことを、その大恩を忘れぬために父親が腕を奮い、銀で波打つようなデザインの縁の真ん中に、一番下を除いて、ドーナッツ型にカットしたその天鵞絨を穴のサイズを大きくさせながら、幾層も幾層も貼り重ね、小さなすり鉢型を構築させ、立体感のある瞳、瞳孔を模したように配置し、それを透明なガラスでコーティングした物である。

 それはまるで闇の美しさだけを切り取ったごとく、純黒の宝石のようなとても魅惑的な装飾品として完成していた。


 デザインを担当した男は、苦いような顔で恭しく

 「はい。誠に勝手ながら、これはあの日、貴方様が置いて行かれました、余りに典雅で美しいマントの一部を加工した物にございます。

 その生地のなんとも滑(ぬめ)るような素晴らしさに、装飾品職人の私の心に火が付き、どうにも居ても立ってもおられず、このように拙いながらも妻に手伝わせ、一つの装飾として仕上げたものにございます。

 このペンダントを息子に着けさせておりますのは、」


 「それを寄越せ」

 魔王が思いも端的に、才気溢れる職工の説明途中に土足で割り込んだ。


 「は?」

 父親と、ペンダントに手をやる息子が固まった。


 魔王は、さも面倒臭そうに椅子の奥へと座り直し、左の二の腕の脇、新しい暗黒色の天鵞絨マントに目をやり

 「俺があの森で身に付けておったマントだが、あれは俺を産んで直ぐに死んだ母親のドレスを加工したものでな、特に思い入れもなく、破れたのでもう要らぬか、とあの日放逐したが、そのように美しい装飾の品として形を変えておるとはな。

 魔か、いや、この星の様々な宝の中でも一際出来がよいように見える。

 うむ、俺のこの鎧によく似合うだろう、まずもってその色が良い」


 「ゆ、勇者様!?」

 ライカンの家族は一斉に息を吸い込むや、眉と口をハの字にし、思わずパシン!と口元を覆った。


 あの日、ドラクロワは母の形見の品を躊躇いなく引き裂き、ライカンの父親の止血帯、包帯としてくれたのである。


 アレクも「ウッ!」と呻いたきり、さめざめと静かに泣き出し、双子等に至っては、それこそ狼の遠吠えのごとく天を仰いでの大号泣である。


 だが魔王としては、話の途中で声を上げられ、その腰を折られたので、ただただ迷惑でしかなかった。



 彼は決して博愛や慈愛に満ちた存在などではない。

 麻のごとく乱れた戦乱の世に、ただ武力のみで終止符を打った、魔界とこの星の絶対統治者である。


 それに抗う人間、亜人種であるドワーフ、エルフ、ノーム、ホビット、ライカンスロープ、巨人族などの反対勢力に、彼自身は直接にその手を下したことこそないものの、それらの拠点を攻め落とし、村や街、その土地を焼いた魔王軍の頂点、正しく愛も憐れみも、血も涙もない帝王、それが魔王ドラクロワなのだ。


 だから特に母親に対して情愛などはなく、父親の魔王としての強靭な肉体、溢れる魔力を健全に継承させた、自分という存在を産むという役割を果たした、ただそれだけの魔族の女。

 そういう認識しかなかった。


 先代魔王の父親は、欲しい物は生まれたときより当たり前に手にしているか、気になれば献上させ、少しでも躊躇うならただ殺して奪うという生き物であり、その子ドラクロワも、我々人間とは根本、感じ方や概念が異なっていた。


 果たして獅子が、捕らえて裂いた獲物の温かい腹に顔を突っ込んで、脈動・蠕動(ぜんどう)する熱い臓物を喰らうとき、はたまた蟷螂の雌が用済みの雄を喰らうとき、それらに疑問を、また誇りを感じるだろうか?


 同様にドラクロワも、ただただ生まれながらに帝王という生き物であり、善も悪も、親切も譲り合いも、遠慮も気遣いもない。

 一切の肩肘を張ることもなく、斯くあるべしと努める訳でもないのである。


 いつの世にも魔族に似たような、どこか壊れた人間はいるものだが、魔王とはそういう次元のものではなく、一点の曇りもない、純度1,000%の完全なる自己中心な存在であった。


 利己主義者といえば、シリアルキラーなども犯罪という歪んだ仕方で、誇らしげに虚栄心を満たす。

 が、そこにはそれを事件として大きく報道させ、特に何の根拠もなく自分は優れていると勘違いし、自己を大きく顕示、承認させたいという醜い作為(さくい)がある。

 また、自分本意に相手を蹂躙、損壊したいという性的衝動にも似た変態的欲望がある。

 

 だが、魔王にはそれらがない。

 ついでに言うと虚飾も虚栄もない。


 あるのは、ただ正当な賛美を求める心だけ。


 一見、傲慢と勘違いされがちだが、魔王は単純に、正当にあるがままを評価されたいだけである。

 だから逆にやってもいない、もしくは出来ないこと。

 例えば、長年苦労したであろう男の手をくっ付けてやったことなどを自分の手柄にすりかえることなど、それこそ思いにも上らないのだった。


 長くなったが、この時の魔王は心から、本当にただの気紛れで、自分の暗黒色の禍々しいデザインの甲冑には、金粉を混ぜて仕上げた純黒で、丸く盛り上がった瞳のようなペンダントが似合うだろうなと、ただそう思っただけである。


 「ん?お前達、なぜ泣く?

 そうか、お前は芸術家とかいう手合いか。

 フム、作品とやらを評価されたい類いの者なのだな?

 うむ、では買ってやる。幾らだ?」

 

 父親は急な話に喉を詰まらせ、咳き込み、帰ってきた左腕はぶら下げたまま、使い慣れた右拳を口にあて

 「い、いえ!お代などとんでもございません!それより、勇者様の母君の形見の品を切り刻んでしまいました私をどうかお許し下さい!!

 知らなかったこととはいえ、とんでもないことを致しました!!

 勇者様からすれば、その身を切り刻まれるより辛いこと!本当に、本当に申し訳ございませんでした!」

 ブラウンのコール天の膝を折って、己の業の深さに涙ながらに身を低くした。


 魔王はそれを素気無(すげな)く、完全に無視して

 「カミラー。お前の家は財宝を探査する家系であったな。

 どうだ?お前ならば装飾品の鑑定、その相場には明るく、聡(さと)いであろう?

 俺にはあれの適正な価格が分からん。

 言葉を飾らんでよいから、お前の思うように好きに評してみよ」


 ピンクの盛り髪の女バンパイアは魔王の期待に、小さな神妙な面持ちを斜にし、少し上を見て

 「はい。では、畏れながら所見を申し上げまする。

 古来より装飾品、美術的工芸品、これは異なりますが、宝石貴金属はその稀少さで価値が跳ね上がりまする。

 その観点からこの品を見るならば、材料としては確かに安価なガラスと銀、そして誠に畏れ多くも、失礼ながら、最上級にはございますものの、黒天鵞絨にございます。

 が、この世に一つしかなく、加えて魔、いや、ドラクロワ様の今は亡き御生母様のドレスの生地をふんだんかつ、真中(まなか)に据えた物となれば、うーむ……これはちょっと値が付きませぬ……。

 う、うーむ、ドラクロワ様の長年身に付けられたマントを美しく加工した物、となれば……ほ、欲しい!

 い、いや、とにもかくにもそうなりますと、この品は類いまれなる天上天下に比肩するもののなき、正しく至高の至宝となり、まず金子で買えるものではございません!はい!」


 ドラクロワは魔界財宝探査・管理係の鑑定に呆れ果て、美しい渋面を作り

 「そうか。俺は碌に買い物などしたことがないからな。うーむ、それほど価値の付くものか……。」

 (ふーむ。あれが汚れ傷付かぬように配慮しつつ、こいつらを引き裂いて殺し、奪うのも面倒だな……)


 「ライカンの男よ」


 夫はおかしな成り行きに当惑、困惑していたが、ピンと床近くの背を伸ばし

 「はい!」


 ドラクロワは肘をテーブル、白い繊細な拳を頬の脇にタメ息で

 「察するに、お前は芸術家とかいうひねくれた部類に属する者であろう。

 その偏屈な気質の造り手としては、それは金に代えられるモノではなかろう。

 が、俺はそれを気に入った。加えて今俺は伝説の勇者だ。となれば繰り返すが、幾らで譲る?遠慮なく申せ、になるのだが」


 ライカンの家族等は、揃いの前に長い顔を付き合わせたが、その返答に困った。

 ややあって、また代表のデザイン担当が真ん中分けのプラチナ髪の頭を垂れ

 「いえ、私は芸術家などといった立派なものではなく、ただ粗悪で拙い作りの装飾品を制作し、それを売って、なんとかたつきを立てているだけの一介の職人に過ぎません。

 私としましては、勇者様に作品をお気に入って頂けましただけで、ただそれだけで光栄の至りであり、心から満足しております。

 それに、先にも触れましたが、飽くまでこの天鵞絨は元々貴方様のお品、こちらが値を付けるのもおかしく、おこがましい話です。

歪な加工を施しまして誠に申し訳ございませんが、どうぞ、どうぞお受け取り下さりませ!

 アレク、早く外してお返ししなさい」


 魔王は、両手に荷物で何気なく傘をさしたときに、ブチッといきなり頭頂部の毛を、その骨の隙間に二、三本持っていかれたときのような、明らかに苛立った顔で、この繰り返しの問答に苦々しさを露にしていた。


 そう、彼は激しく面倒臭くなってきていたのだった。


 「よし。ライカンよ、その言葉に二言なしだな?

 では夜も更けたし、この上に宿がとってあるから今宵は休むこととする。

 うむ、これで気持ちよく譲るがよい」


 さも面倒臭そうに、逆巻く黒炎を模したような流麗なデザインの手甲、その右手を腰の暗黒色の爬虫類の鱗革のパウチにやり、甲冑と硬貨の金属音を鳴らす。


 この星の通貨はこの千年間超、大陸のみならず、どこでも概ね共通であり、紙幣という概念はなく、銅、真鍮、銀、金、プラチナの順で価値が上がる。


 それぞれの価値としては、まず銅貨一枚で、大体どこの町でも人参が二本買え、真鍮硬貨で寝かせた葡萄酒を一本、銀貨で流行りの服の上下を一着、金貨で馬一頭、プラチナ硬貨で土地付きの新築の平屋一軒が買えた。


 魔王はその腰鞄から、握れば掌に隠れるほどの小さな紅い染め革の袋に、ザラザラと数枚の硬貨を流し入れ、綺麗に磨き整えられた紫の爪の白い指先でその口紐を結び、アレクの目の前のテーブルに、ギジャッと置いてやった。


 アレクはそれにではなく、細い両手を前へと伸ばし、魔王に鎖もろとも銀製の闇色のペンダントを差し出した。


 ドラクロワは白い左掌へ、ポトッと来たそれを、角度を変えながら二秒ほど見て、無造作に腰のパウチにしまいこみ

 「よし。ここに取引は成立し、これは俺のものとなった、よもや文句は一切聞かん。

 うむ、そうだな。お前達、明日の朝も二番雄鶏が鳴く頃にここに来い。

 そればかしでは足らんであろうから、ここの朝食を馳走してやる。精々腹を空かせておけ。

 行くぞ、カミラー」

 

 呆然とする家族を後に、二つの影が滑るように、それこそ音もなく階段へと去っていった。


 今夜の女勇者達は、魔王の衝動買いの邪魔をしなかった。

 なぜなら、彼女達は仰け反り、突っ伏し、或いは腕組で静かな寝息を立てていたのだから。


 アレクはドラクロワが見えなくなってから、硬貨で膨らんだ小さな革袋へ、若い好奇の目をやって

 「ねぇこれ、幾ら入ってるのかな?ボク見ていい?」


 母親は深々と頭を垂れてから、階段を呆と見送っていたが、ハッと我に返り、華やかさも紅もない口を尖らせると

 「アレク、ダメです。あなたが見るものではありませんよ。

 あなた、勇者様に喜んでいただけたようで本当に良かったわね。

 なんだか明日の朝食にも招いていただけたみたいですし。

 でも……あのペンダントは本来の持ち主、ドラクロワ様の元に返っただけなのに、私達がお代なんかいただいて良かったのかしら?」

 褐色の細い手を伸ばし、間近で寄り目になった息子の前から、紅い染め革の袋を何気なく摘まんで持ち上げようとした。

 が、それをテーブルに、ゴチッ!と取り落とす母親。


 硬貨袋は意外に重かったのだ。


 父親は感じ入ったように何度もうなずきながら立ち上がり、緩く握った左拳を開きながら、愛しげにゆっくりと回して眺め

 「うん。あのお方は、とるに足らない私ごとき職人の気持ちというものを汲んで下さり、物を造る人の心を理解して下さったのだ。

 本当にお優しい、思いやりのある素晴らしいお方だね。

 アレク、及ばずながらも終生の目標としなさ、」



 ドサッ!!



 突然、なんの前触れもなく、まるで猛暑にあてられたように褐色の母親が後ろに倒れた。


 家族は何事かと慌てて駆け寄る。


 中年のライカン女は眉根を寄せ、苦しそうな顔で呻(うめ)いているが、幸い頭をぶつけてはいないようだ。


 アレクが怪訝な顔で、倒れた母親が灰褐色のテーブルに置き去りにした革袋、その口を大きく開いて覗き見た。


 「ん?あれー?これお金じゃないよ?ボクこんなコイン見たことないよ。

 五枚と四枚、あ、もう一枚あった。これって勇者様が作ったのかな?」


 アンとビスが、弟のその薄い背中越しに覗いて息を飲んだ。


 そこには印章化された大陸とルーン文字を刻まれた、銀の燭台の灯火に白く、きらびやかに輝くコインの十人家族が身を寄せ合っていた。


 それは少年の知らない、正しく通貨の魔王、プラチナ硬貨であった。

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