2-IND2-1Y 第2章 登場人物紹介 中等部1年時点
区切りの良いところなので、一旦、簡単な登場人物紹介を挟みます。
また、今回は簡易式なので、登場人物だけ、また中1編で主な活躍があったキャラのみになります。
名前が載っていないキャラは、中1編で登場していないか、中2編で大きく取り上げるか、忘れてるかのどれかになります。
そのため今後も加筆訂正する可能性が高いです。
また、語る可能性がほぼ無くなった設定などは本編で書いていなくても遠慮なくぶち込んでいるので、お気をつけください。
※戦闘評価について。
なんか味気なかったので、そのキャラがどの程度強いかおおよその目安を書いておきました。
設定基準はこの世界の一般的な成人をGとして、平均的にどの程度の期待勝率があるかで設定しています。
そのため、相性、戦略、経験等で2〜3ランク程度ひっくり返ることはよくあり、極端なキャラだと5ランク差をひっくり返しても不思議ではありませんので、本当に参考程度にしてください。
大区分としてX、S、A〜G、小区分として3段階(A〜AAA等、多くなるほど強い)、更に微調整として+と−があります。
例として第一章からですと、思考同調時SS−、ピスキアの夜暴走時AAA-に当たります。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
☆アクリラ
【モニカ・シリバ・ヴァロア】
魔力傾向 黒 戦闘評価 B+(対抗戦時はBB+)
主人公
極寒の秘境である北の大地に住んでいた少女。
育ての親であり魔獣に壊された2体のゴーレム、クーディとコルディアーノを修復するために人の世界へと旅してきた。
現在は、身の安全とゴーレム技術を習得するためアクリラに通っている。
徐々に通っているゴーレム研究所のノリに染まってきており、機械類や魔導具類に興味津々だが、これは本心ではなくそれなりに無理をしている。
長い間天涯孤独であったため社会性が幼く、ロンやルシエラの言動を真似しようとしているが、なかなかうまく行っていない。
食べ物の好き嫌いは少ないが、苦いものや渋いものが好みで酸っぱいものが苦手な傾向にある。
王位スキル”フランチェスカ”の保有者、その膨大な力とその情報を危惧されてマグヌスにより命を狙われたが、現在はヴァロア伯爵の孫という形でマグヌスとアルバレスとの共同管理という名目で公的な身分を得た。
【ロン】
主人公
モニカの持つ王位スキル”フランチェスカ”の管理スキル。
モニカの脳の一部に書き込まれる形で存在しているので、ほぼ完全な人格を持っている。
出処不明の地球の知識を持っており、自分がモニカとは別の存在であるという意識が強い。
また精神的に男の意識でいるので、アクリラに来るまでは女体に抵抗がありルシエラの裸などに反応していたが、現在は感覚が麻痺して抵抗がなくなった。
食事の好みなどがモニカと大きく異なっているのが悩みだったが、現在では2人で相談してかなり解消されている。
ロンを含めた管理調整機構は”フランチェスカ”の元々の仕様には存在しなかったもので、製造に関わった技術者であってもその正体は知らなかった。
【グラディエーター】
戦闘評価 A+
常に破壊と再生を繰り返すことで無類の耐久性を持つ”2.0強化装甲”で作られた、主人公の強化外骨格。
最初期は装甲を直接纏い、外の情報をロンからモニカに直接伝えていたために、膨大なリソースを食う非効率な仕様だったが、現在では膨大ではあるものの単純な装甲の維持処理を専用回路に任せ、視覚をインターフェースユニットに転写することで大幅なリソースの削減がなされた。
その削減分を様々な強化ユニットや武装に回すことで、現在では状況に応じて柔軟に対応できる主人公達の中核装備となっている
中等部1年終了時の仕様では、更に装甲の内側にパワーユニットを追加することで、モニカの身体能力そのものを底上げし、普段とは比較にならないほど強大な魔力を使用することが可能。
【デバステーター】
戦闘評価 S+
制御魔力炉を発動した時の膨大な魔力を使い切るために設計された、グラディエーターの大型強化ユニット。
”2.0強化装甲”で作られた8m級ゴーレムのフレームを13m級に拡大し、そのゴーレムコアの代わりに主人公たち自身が組み込まれている。
普段からモニカが使用していたゴーレムの各部を作り使用する攻撃の強化版でもある。
生身であるコアブロック以外は、強度を無視しても問題のない”2.0強化装甲”で出来ているので、自壊を前提とした超強力な攻撃が可能。
ただし、まだ運用上の最適化が済んでいないので、単純な格闘戦と魔力砲による遠距離戦が主体。
現時点は中核部品が破損しているので再展開不能。
【ロメオ】
魔力傾向 黒(本来は緑) 戦闘評価 F
主人公たちの”ペット”
魔力を栄養源とする顔の細長い牛”パンテシア”で体長3mと結構大柄だが、もっと大きな獣がそこら中を闊歩しているこの世界では小柄な部類に入り、その事が彼の密かな悩みである。
普段からモニカの強大な魔力を食べまくり一緒に鍛えているので、関係者は全く気がついてないが殆ど魔獣化している。
そのため魔力傾向は本来の緑ではなく黒に変わっているが、魔法を使うことがないのでその事が明るみに出る事は今後もないだろう。
朝夕のモニカとの相撲の勝率は遂に8割を越えた。
【ドラグーン】
戦闘評価 AA+
ロメオに専用の強化装甲を施したグラディエーターの強化ユニット。
唯でさえ大きなロメオの筋肉をゴーレム装備で補助しているので、そこから発生するパワーはAランク魔獣と比較しても全く引けを取らない。
主な攻撃方法はその筋力を活かした格闘戦、もしくは機動力で距離をとっての遠距離戦。
アクリラ大祭での対抗戦では、その圧倒的な防御力と攻撃力で格上相手からも全勝をもぎ取った。
【ルシエラ・サンテェス】
魔力傾向 青 戦闘評価 AA- (加護全力使用時 S-)
主人公たちの同室の上級生。
特定の魔力傾向しか使うことが出来ない代わりに、その傾向だけ超高効率で使用することができる”加護”に一番近い存在。
むっちゃ強い。 長身でかっこよく、いつも頼りになる、ただし低血圧で寝起きが悪い。
戦闘評価はA-だが、人間であればAAA相手でも優位に戦える実力者。
一度も学年1位を譲ったことがない超優等生だが、幼い頃はすぐに爆発する爆弾みたいな性格で周りを震え上がらせていた。
そのせいでガブリエラから虐められている事を訴えても、周りからは「お前も変わらん」と思われている。
母国クリステラの期待を背負っており、軍人としてアクリラに留学しているが、本人は魔力研究に傾倒しており、魔力研究者という叶わない夢をずっと捨てられずにいる。
【ユリウス】
魔力傾向 青 戦闘評価 AA
ルシエラと契約している”使い魔”
体長70mに迫る超巨大な竜なので、召喚時は周りを考えて行わないと巨大生物に対応したアクリラであっても大混乱になる。
正体はヘラ山脈の奥深くに住んでいる”純血の竜”の子供で、体長2m程しかないが、召喚時に内包している魔力をルシエラの魔法で変換することで成長した姿。
純血の竜は、魔力傾向を1つしか持たない完全な”加護”を持っているので、魔力の根源的存在ともいわれているが、宗教的問題からその研究はタブー視されている。(ユリウス本人はルシエラに協力したいと考えている)
好物は清流に生えた苔、見た目の割に肉は嫌いだがルシエラに通じてないのが悩み。
【ベス(ベスティ・ミレニア)】
魔力傾向 緑 戦闘評価 EE
木苺の館の末っ子。
実家でしつけられているので非常に丁寧で、最年少ではあるが木苺の館の中で最も精神年齢が高い。
北壁に沿うようにある小国”エメルサント”の大商人の娘で、実家の関係で魔法学校の生徒であるが、商人学校側の授業も数多く取っている。
そのため完全な”非戦闘系魔法士”であり、戦闘能力はない。(魔力は多めなので殴れば一般人くらいは瞬殺できるが)
将来の夢は魔法を使用した物流革命であり、何方かといえば商売よりも物流に興味があるが、専門以外には興味のない脳筋2人の同室の先輩には理解されていない。
【サティ】
魔力傾向 緑 戦闘評価 G-
ベスの飼ってるフクロウ(西モデレシア種)。
羽が折れて飛べなくなっているところをベスに助けられ、それ以来彼女のパートナーとして支えている。
西モデレシア種は、状況に応じて適切な判断や助力を行い対価として餌をもらう”顧問動物”であり、その生息域は高度な生物の多い地域に偏っている。
ある程度契約相手に知能を求めるものの人を嫌う特性があるので、エメルサントでは西モデレシアを飼うのが1つのステータスになっている。
考えるときに頭を逆さにして相手を凝視する癖がある。
【スコット・グレン】
魔力傾向 赤 戦闘評価 A-(剣あり参考 AAA)
主人公達の所属する”学校”の教師。
直接の生徒を持つのは主人公達が初めてだが、教師としてのキャリアは20年を超え、以前にも生徒を持たないかという打診を受けたことがある。
専門は天文学で、地球でいうところの理論天体物理学者に当たる。
そのため観測よりもその分析が得意であるが、本人は観測の方が好みである。
元トルバの魔導剣士で、その中でも”七剣”と呼ばれる最高位の戦士であったため、主人公達が思っている100倍は有名人で特に子供からの人気が高く、天文学ではなく魔導戦闘系の授業をしてくれと常に言われている。
だが本人にその意志はなく、余程のことでもない限り剣も持つことはない。
実は甘党。
【魔導剣士スコット】
魔力傾向 赤 戦闘評価 S
全盛期のスコット先生。(都市伝説)
最強無敵の剣士、戦場では何でも切った。
鉄だろうが魔力で固めた魔石だろうが何でも切る、そのせいでノーガード戦法が対策みたいな扱いに。
魔法陣なら大丈夫だと思ったら魔力ごと切られてた。
剣を抜く前に切り終わってる。
敵兵士が見た瞬間泣いて謝ったが切られた。
上官でも気に入らないと爪をギリギリまで切って脅す。
1振りで100人切りは当たり前、0振りで1000人切りも。
常人は剣で豆腐を切るが、スコットは豆腐で剣を切る。
スコットが切る確率は150%、一度切ってからついでにもう一度切っておこうと思う確率が50%という意味。
彼の地元には、切断面が綺麗すぎてくっついたままの木が今でも生えている。
【ルーベン・アオハ】
魔力傾向 黒 戦闘評価 A(対抗戦時はAA−)
赤髪に黒目の少年。
マグヌスの大貴族アオハ公爵家の”本家”の子供。
幼い頃から才能に恵まれ将来を嘱望されている。
モニカの学年の成績トップの生徒で、試合や模擬戦では基本的にモニカ以外には負けたことはない(そのモニカについても負けるようになったのは年末辺りから)
軍位スキル”ヴェロニカ”を将位相当に制限したスキルを使用し、エネルギー操作、破壊能力、空間掌握など強力な能力を行使できる。
所属はロブレス先生。
モニカのことが気になり、はっきりと”結婚したい”と思ってるくせに、恋とは認められない複雑なお年頃。
【アデル】
魔力傾向 緑 戦闘評価 BB
マグヌス中級貴族の金髪に緑目の少年。
家の派閥の関係でルーベンとは幼い頃からの付き合い、というかルーベンの成績に唯一ついていける同級生だったので、合計ではルーベンのどの家族よりも長時間彼に接している。
戦闘では幻惑系による不意打ちを中心に、様々な手段で有効打を与えるスタイル。
3度の飯より女の子が好き。
【ベル】
魔力傾向 黒 戦闘評価 CC
ピカ研の先輩、身長2mオーバーの亜人。
灰色の肌に鮫のような怖い顔をしているが、気のいい兄ちゃんである。
モニカやメリダが聞くとなんでも教えてくれるので、2人からはかなり信頼されている。
ピカ研で商業用のゴーレムコアを作れるのは彼とピカティニだけ。
【メリダ】
魔力傾向 黒 戦闘評価 FF-
知能を持つ昆虫、”エクセレクタ”の少女。
体長2mのしゃべる芋虫で、モニカの1番の親友。
ゴーレムだけでなく魔道具全般に興味があり、それがモニカの性格に著しい影響を出している。
芋虫だが年頃の少女らしく非常にファッションに積極的で、アクセサリーなどもたくさん身につけている。
最近では主人公達の実験などに協力する事が多く、グラディエーター関連の実験結果を共同研究とする事で成績が急上昇中。
【ルビウス】
魔力傾向 黒 戦闘評価 ???
ピカ研の助手格教師。
身長1m程の小鬼型の亜人で、肌の色は紫。
実家は老舗ブランドで、本人もデザインが得意だが、昔の話をするのを嫌がる。
【ライリー】
魔力傾向 黒 戦闘評価 CCC
ピカ研に通う生徒。
犬の獣人で、種族の関係で手先が不器用なのを武者修行で克服した努力人。
金属加工が得意。
【ピカティニ】
魔力傾向 黒 戦闘評価 G(※病体のため、全盛期ゴーレムありならA+)
ピカティニ研究所の長である”智のスライム”、スライムであるがゴーレム技術者に憧れ、それを叶えた偉人として研究所のメンバーから尊敬を集めている。
本来であれば、直径2m程の球体に近い弾力のある形をしていたが、長年に渡って蓄積した様々な汚れに冒され、現在では潰れた泥のようになっている。
最近はもっぱら自宅で寝たきりだが、時折研究室にも顔を出す。
大型エレベーターと、写本ゴーレムの大家でもある。
【アレジナ・タイグリス】
魔力傾向 青 戦闘評価 CC+
ドワーフの少女。
全員が戦闘系の授業で”1組”に所属するエリート姉妹”タイグリス6姉妹”の末っ子。
モニカとは必ず打撃戦で戦う間柄。
自らも優秀な生徒ではあるが、姉妹の中では相対的に低順位な事がコンプレックスになっている。
【シルフィ】
魔力傾向 青 戦闘評価 B+
主人公達の同級生で、プラチナブロンドのエルフの少女。
南の大樹に住んでいる。
常にトップクラスの成績で、他に生徒から抜けた存在であるため学年を超えて一目置かれており、またエルフの特徴である”チャーム”の力で見る者の殆どを魅了してしまうが、それが無くてもかなりの美形である。
普通は外に出てこないエルフの里から何らかの理由で出ており、過去に複数の魔獣の討伐経験があるなど謎が多い。
基本的に猫を被っているが、知り合いにはすで接するなど、その辺は意外と適当。
かなり感情的で力任せな一面がある。
相手の行動や力量を恐ろしい程の精度で見抜く”エルフの目”があるが、格上が多いアクリラではそのせいで逆に余裕がない。
【スリード】
戦闘評価 S(殺していいならSS+)
上半身が人、下半身が蜘蛛の魔獣アラクネ。
アクリラの3人の管理者の1人。
アクリラ最強候補の筆頭であり、その出鱈目な身体能力と長年の経験で全てを圧倒する戦闘系教師の総元締め。
教師のキャリアは500年を超え、彼女以上に長く務める教師は片手で数えられる程度しかいない。
強すぎるせいか、問題があれば踏み潰せばいいと考えているので、相談には向かない。
最近、ようやく服を着るという文化に馴染み始めたが、動きが速すぎてよく破れるので意味がないと本人は思っている。
【校長】
戦闘評価 BB
アクリラの3人の管理者の1人であり、他の2人が普通じゃないせいで、アクリラの全責任を一手に負うことになってしなった哀れな老人。
そのせいで忙しい時期には滅多に捕まらない。
趣味は花の栽培。
本名はステファニー・グレンテェスというが、皆校長としか呼ばないので、偶に本名で呼ばれると反応できない。
【アラン・キルヒ・アクリラ】
魔力傾向 白 戦闘評価 AAA(ただし事実上の不死身)
アクリラの3人の管理者の1人。
世界がアクリラの保護のために遣わした白の精霊。
その正体は聖王の”白の従者”とアクリラに住んでいた知の悪魔が交わった存在。
だがその頃の記憶はほぼ風化して、さらに俗に塗れすぎたせいで読み取ることができなくなっている。
一応”男”という体で過ごしているので、女子生徒のプライバシーには注意している。
生徒に嫌われるとかなりヘコみ、間違っても”キモーイ”などと言われようものなら、3日くらい存在が消えかかる。
【グリフィス】
戦闘評価 AAA-(全盛期はSS)
獅子のような髪型。
アルバレスの元勇者の教師で、その頃の経験から戦闘系の授業を一手に引き受けている。
ガサツに見えるが、かなり勤勉で全学年を満遍なく担当しているため、ほぼ全生徒に顔を知られる貴重な教師。
その暑苦しい熱血指導に感化され、派閥を問わず様々な教師と協力しているため、第4の管理者ともいわれる。
かつてヴァロア家と何らかの因縁があったのか、ヴァロア伯爵の孫と公表してから、どうも主人公達に対する様子がおかしい。
【グリセルダ】
戦闘評価 AA+
黒髪黒い肌の猫の獣人。
グリフィスの補助を務める戦闘系教師。
助手格ではなく正教師だが、自分で授業を持つことは稀で、もっぱらグリフィスの手伝いをしている。
小柄でありながら、それを活かした身のこなしでダイナミックに戦うため、生徒からの人気は高く、モニカも憧れの一人でもある。
一見獅子に見えるグリフィスを、猫系統の仲間と思っているという噂がある。
【マーロンダイス】
戦闘評価 BBB
魔法陣の専門家。
元々はアクリラではなく別の魔法学校の教師だったが、校長が引き抜いてきた。
そのためアクリラの生徒のレベルが異様に高い事を人一倍理解しており、授業について行けない生徒の相談によく乗っている。
【サンドラ】
戦闘評価 G−
商人学校の方のアクリラの教師。
アクリラ全体の生徒のゴタゴタを解決している。
マグヌスとの交渉では交渉役を担当した。
【ザーリャ】
戦闘評価 F
アクリラの基礎座学の教師。
身長(間違っても体長と言ってはいけない)50cmの知性を持ったスズメバチ。
魔法学校だけでなく商人学校の方にも授業を持っている。
知識こそが真なる力であり、戦闘力を持たない事を誇りとしているが、戦闘評価を見てわかる通り一般人よりは確実に強い。
【クヴァント・ポイスク】
戦闘評価 A
アクリラの助手格教師で、魔力が使えないザーリャの魔力的補助をしている。
今でこそ下っ端だが、内包している能力は高いので将来は”学校”を持てるレベルの教師になるだろうと目されている。
【ルイス】
戦闘評価 B+
アクリラの助手格教師。
まだ経験が浅いため他の教師の授業の手伝いを広く行っているが、スリードに気に入られているため彼女の補助をよく行う。
【ガブリエラ・フェルミ】
戦闘評価 SS(通常時) SSS(完全武装) X(能力無制限モード)
マグヌスの第3王女にして、(表向きには)史上唯一の”王位”(Sランク)スキル保有者。
幼い頃からその力と戦い続け、ほぼ制御下に置いているため現時点では最強である。
幼少期は非常に不安定なスキルの力に翻弄され、対外的に激しく当たっていたため周囲から恐れられているが、現在ではそれも収まった。
ただし後遺症として癇癪は残ってしまったので、気に入られないと非常に危険な事に変わりはない。
専門は”次元魔法”と”生命付与”であり、超攻撃力だけでなく、それらを使った超常的な魔法が彼女の武器である。
単なる傲慢な存在と捉えられがちだが、実はかなりの努力家(勉強なんてしてませんよと言いながら、血反吐はいて勉強するタイプ)。
気に入った者にはかなり偏執的な好意をぶつけるので、好意が伝わらない。
特徴的な使い魔である”武装獣”は現在3体。
”剣”の黄金の鹿。
”鎧”の黄金の鳥。
”盾”の黄金の魚。
これらを全て纏った状態がガブリエラの完全体であり、その力は平野をまるごと引っ繰り返す事も可能。
【ヘルガ・モデナ】
魔力傾向 赤 戦闘評価 A
ガブリエラの親友にして同室の妹分。
マグヌスの貴族の娘であり、ガブリエラに守るものを与えて制御するために友人として仕立て上げられた。
それでもガブリエラに対する忠誠は本物で、一生彼女の臣下であると誓いを立てている。
実は学年1位の実力者だが、その印象は薄い。
【侍従長】
戦闘評価 D
ガブリエラに仕える侍従たちの長。
58歳の女性で、見た者を震え上がらせるほど目つきが鋭い。
幼い頃からガブリエラを教育し、彼女の力に殆どの者が怯える中、侍従長だけは決してガブリエラを見捨てる事なく厳しく接し続けた。
もし侍従長がいなければ、ガブリエラは今の様に強くも凛々しくもないどころか、成長に伴って増大した力に飲み込まれて10歳を越えることはなかっただろう。
【ウェンリル(ワンコ)】
戦闘評価 CCC+
オオカミの獣人。
モニカに付き従う舎弟。
強い者には誰にでも尻尾を振る。
誰も名前で呼んでくれないのが悩みである。
【アイリス】
戦闘評価 C
灰色の髪の女の子
モニカと仲のいい友達で、取ってる授業も被りが多いのでよく一緒になる。
全ての魔力傾向が拮抗しているため濁った灰色の髪と目を持つ。
その魔力特性上、全ての傾向の基本魔法を使う事ができるが、燃費も効率も悪く絶対に専門レベルに達する事ができない運命にある。
地味。
【アドリア・タイグリス】
魔力傾向 青 戦闘評価 A+
アクリラ最大派閥”生徒会”の会長。
タイグリス6姉妹の次女で、自身もトップクラスの能力を持つドワーフの少女。
戦闘では重装備を振り回し、立ち回りで相手を圧倒する。
ガブリエラの性格をよく知る貴重な人物であると共に、事情を聞かない条件でモニカの有名化作戦に協力していた。
【ルキアーノ・シルベストリ】
戦闘評価 AA(鬼化 AAA)
青の傾向だが、赤の要素も多分に含んでいるため紫色の魔力を纏っている。
アクリラにおいてガブリエラに次ぐ第2位の実力者。
その正体は魔獣化した人間の”鬼”。
鬼として目覚めた時、偶然居合わせたガブリエラをレイプしようとして返り討ちにあい、それ以来彼女の意向で(無理やり)アクリラに通うことになった。
初期の頃は人語を理解できない程衝動に飲み込まれていたが、今はそれを抑え込んでいる。
実はガブリエラに気に入られており、他と同様偏執的な好意を寄せられてもいるのだが、それ以上の変態性で撃退してきた豪傑である。
そのため、誰よりもガブリエラの泣き顔を見てきた。
☆マグヌス
【マルクス・アオハ】
戦闘評価 S+ 黒
マグヌスの最高戦力にして、現役の軍位スキル保有者。
モニカのアクリラ入りに関するゴタゴタの責任を取って国防局長の座は退いたが、筆頭魔法士の座は降りていない。
ルーベンの”ヴェロニカ”のシステム設計は元々マルクスの”ヴェロニカ”をベースに調整されたものである。
かつての大戦争の英雄。
ある意味で、カシウスの最大の被害者。
【エミリア・アオハ】
白 戦闘評価 AA
マグヌスの王室の近衛隊長にして、元第1王女。
現在はデニスの妻としてアオハ家に入っている。
2児の母であるが、今もなおトップクラスの実力を持つ将位スキル保有者。
ウルスラの他の娘と同様、オンとオフの差が激しい性格で、職場では誰に対しても厳しいくせに家では夫のデニスに甘えている。
高位スキル保有者であるが、完全に己の力を制御しきっているので酒が飲める。(酒好き)
元々お母さん子だったせいで、母の死因となったガブリエラを内心では憎んでいる。
【デニス・アオハ】
戦闘評価 G-
マルクスの第1子でエミリアの夫、茶髪で太っている。
多分この作品で1番のヘタレ。
【ファビオ・アオハ】
戦闘評価 G
マルクスの次男、兄と同じく茶髪。
これっぽっちも才能が無いため家族の中でも扱いが酷く、長年不遇であったため、貴族社会も疎く、家族との関係も悪い。
だがそのせいで嫁もいなかった為、モニカの嫁ぎ先として急遽あてがわれた。
現在はモニカ連絡室にて、マグヌス側の責任者になっている。
【ヘクター・アオハ】
戦闘評価 A+
モニカとの交渉団の護衛隊長。
経験豊富な”エリート”戦士で、その実力は確か。
在りし日のウルスラとフランチェスカを知る貴重な人材で、エミリアの部下であるためモニカの確認役として抜擢された。
現在はモニカ連絡室の所属。
【ディーノ・フルーメン】
戦闘評価 GGG
モニカとの交渉団において、実務的な交渉役を担当した商人。
胡散臭い笑みをたたえた、掴みどころのない人物。
フルーメン出身で、マルクスの弟の息子。
現在はモニカ連絡室の所属。
【タツィオ・アオハ】
戦闘評価 AAA-
国防局の第3席魔法士。
マルクスの付添として、アクリラ大祭にやってきた。
【シュワルベ・ドルーペ】
戦闘評価 S+
マグヌスの誇る魔法専門機関である魔法局の局長にして魔法局の筆頭魔法士。
様々な特殊能力によるブーストを得ていない、純粋な魔法士としてはカシウスに並んで史上最強。
保有魔力こそ平均値を少し上回る程度だが、数百万を超える魔法のレパートリーと膨大な魔力知識で全てを圧倒する。
【レジス】
戦闘評価 SS
マグヌスの4人の軍位スキル保有者の一人にして現国防局長。
マルクスが第一線を退いたことにより、マグヌスの軍事部門の事実上のトップとなった。
【クラウディア・メイ】
戦闘評価 BB+
マグヌス王室第2王女。
エミリアの妹にして、ガブリエラの姉。
その柔らかな笑みと、誰にでも優しい性格からマグヌス中で人気が高い。
が、その”中身”を知る者ほど彼女から離れたいと考えている。
戦闘評価はBB+となっているが、戦闘経験は乏しいので格下でも勝てる。
エミリアと違いガブリエラの事は好きである。
【スタニス】
戦闘評価 CC
マグヌス王室の第1王子。
王家の長子であるが、王座はクラウディアが継ぐべきだと考えており、王位継承に興味はない。
モニカの出自調査を引き受ける事になった。
【ユリア】
戦闘評価 FF
マグヌス国王の第1婦人。
王室の要であり、実子ではないウルスラの娘たちも分け隔てなく自分の子供として愛し育てた人格者。
王位継承に関しては、他の子供がクラウディアと競いボロボロになるのを恐れてクラウディア1択の考えを持っている。
【国王】
戦闘評価 C
マグヌス王国の現国王。
マグヌスが現在、やたらめったら長い名前なのはこの人が王位につくときに発生した問題のせい。
経済的に大発展させたので手腕は確かだが、日和見主義者で隠蔽グセがある。
☆ラビリア
魔法局管轄下の魔法学校。
その特性上、生徒は全員マグヌス人で全員が軍属。
生徒はマグヌス内の他の学校からの編入が主であるため、幼年部初等部を持たない
【アクレウス・バガーリア】
戦闘評価 BB+
対抗戦でルーベンを破ったラビリアの戦士。
身体強化を極めており、その力で持って格上のルーベンを終始圧倒した。
戦闘評価を見てわかるとおり、実は結構な金星である。
【リヴィア・アオハ】
戦闘評価 AAA-
ラビリアの主席。
昔、模擬戦でガブリエラに勝ち越しちゃったせいで好かれちゃった人。
その実力は折り紙付きで、細かい戦術から大出力魔法まで何でもこなす万能型。
ガブリエラ曰く、モニカの成長した姿に最も近い存在。
卒業後、現在はガブリエラの護衛として国防局に配属された。
☆トリスバル
アルバレスにある事実上の世界立騎士学校。
ランク的にはアクリラと同格とされ、戦闘力だけ見れば平均値はトリスバルの方が高い。
【イルマ】
戦闘評価 AAA+
トリスバルの代表選手。
竜人の少女で、その圧倒的な身体能力で全てをねじ伏せるスタイル。
スリードと同じく服は”枷”という考えの持ち主で、戦闘時は全裸が基本。
竜人の能力でモニカが普通ではない事を見抜いた。
同性愛者で、無類の女好き。
【レオノア・メレフ】
戦闘評価 AAA(勇者能力使用時 S+)
アルバレスの現役最年少勇者。
よく史上最年少勇者と間違われるが、上には上がいる。
父は同じく勇者のルスラン・メレフ、母はエルフの女性で、エルフの血を引いているために、”魅了”の能力を持っている上、父と同じく超絶イケメン。
剣舞の勇者
勇者の権能は、触れた魔力を内側から打ち消す能力と、剣を持つ上半身を増やす能力。
本人は気づいていないが、貧乏クジを引きやすい体質である。
☆その他
【ハイエット】
戦闘評価 SSS+
アルバレスと敵対し独立した最強の勇者。
ガブリエラに対抗するため、超大国が持てるリソースの全てを注ぎ込んで作られたために、異常ともいえる強さを持っている。
その討伐のために、勇者数名を含む大部隊が差し向けられたが壊滅した。
【ゼキエイ】
戦闘評価 SS
最高額の賞金が掛けられたSランク魔獣。
生きとし生ける物全てを憎む、”鬼”。
【???】
戦闘評価 ???
・・・ルノイニメタガタハウオョジノクバサノウコムノミガカ・・・
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