第14話 恋敵(ライバル)宣言⁉︎

「ただいま〜」


 俺は家の玄関で靴を脱ぎながら自分の帰宅を知らせる。すると、出て来たのは両親や結衣ねぇではなく恵利奈ねぇちゃんだった。


「お帰り、あーちゃん。」


「・・・」


 俺は静かに玄関のドアを閉めようとした。なぜ家族ではなく、恵利奈ねぇちゃんが出迎えたのか理解できずにいるとねぇちゃんがツッコミを入れてきた。


「何か言ってよ〜」


「いや、何で自分の家みたいな対応してんのさぁ!」


「なんか、結衣ちゃんと叔母さん達出掛けるからあーちゃんを待ってて、って言われたからだよ〜」


「へぇ〜、そうなんだ〜」


「まぁ、立ち話もなんだし早く着替えきなよ。」


「さっき言ったけど、ここ俺の家なんだけど・・・」


 言いたいことはいろいろあるがひとまず着替えるために自分の部屋に行くことにした。


 部屋に戻ると俺は一目散にベッドに飛び込んだ。

 この研修ではほんとにたくさんのことがあったなぁ。まさか香と相部屋になるとは思ってなかったな。それに、二回目の告白をしてしまったしな。でも、75点か。告白ってホントどうすんだろうな~ なんか、研修の疲れがでてるのかな、おれは少し目をつぶった。


「ーちゃn、あーちゃん。おきて~」


「う~ん。寝ちゃってたのか~」


「そうだよ。何回も呼んだのに全然降りてこないんだもん。でもまあ、そのおかげで、あーちゃんの可愛い寝顔が見れたしいっか~」


「で、なんで姉ちゃんは俺の布団に入ろうとしてるの?」


 このまま何も言わなかったら何をしでかすかわからなかったので先に目を摘んでおくことにした。


「なんでって、あーちゃんが好きだからに決まってるでしょ?」


「ん? 今、なんて言った?」


「だ~か~ら~ 『好き』なの。あーちゃんのことが。私は、ずーっと昔からあーちゃんのことが好きだったの」


「え、いやでも、俺たちいとこ同士だよ。そんなのだめだよ」


 いきなりの恵利奈姉ちゃんのカミングアウトというか告白により俺の頭は入学式並みのパニックに陥っていた


「大丈夫! いとこは四親等だから結婚できるんだよ!」


「えー、いや、あの、えー」


「な~に~ 好きな子でもいるのかな~ あの入学式の日の可愛い女の子とか? たしか、香ちゃん。だったかな?」


「え、ど、どうしてそれを?」


「悪気はなかったんだけどね。実は、聞いちゃったの。あーちゃんの告白」


 まさか、あの会話を聞かれていたなんて~ あ~ 俺はどうしたらいいんだ~


「別に、言いふらしたりしないから安心していいよ~。でも、私もあーちゃんのことが好きで好きで仕方ないのよ。だ・か・ら、私も全力であーちゃんを落としに行くからね。」





 ☆あとがき

 第14話読んでいただきありがとうございました。

 前回の投稿から約5か月も経過して申し訳ございません。

 カクヨム甲子園に投稿していた「恋の音色」のほうが一段落したのは良かったのですが、なかなか書くことができずにこんなに時間が開いてしまいました。

 これからは、なるべく期間を開けずに投稿することを心がけていこうと思うのでこれからもよろしくお願いします。





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