第9話 危機一髪

 俺は今、自分がしたことにすごくすご〜く後悔している。なぜか? それは、俺の部屋に圭介が入っているからだ。


 それの何が悪いかって?


 あの学年主任のおかげで俺はこの研修中、香と同じ部屋に寝泊まりしているのだ。それは、この研修中隠し通さなくてはならない。もし、見つかってしまったら学年全体にあらぬ噂が広まってしまうだろう。

 俺のグループはみんなの頭が良すぎたこともあり、学年全体で1番に研修所に帰って来ることができた。だから、まだ香は帰ってきてない。香が帰って来る前に、なんとか圭介を部屋から出さなくてはならない。


「なぁ、俺も圭介がどんな部屋で泊まってるのか知りたいんだけどさぁ、お前の部屋に行かないか?」


「べつにたいした違いはないから来なくてもいいよ、それより一人部屋にしては二段ベットなんだね? ほんとにひとり?」


 圭介め、意外と鋭いとこ突いてきやがる。賢い友達はときに、大敵になるんだな。さぁ、どうしたものか。まだ香は帰ってこないが帰って来たらどうするか。


「1人に決まってるだろ」


「そうだよねぇ〜」


「ところで、今福さんと仲良いの?」


「うん、まぁ」


 どうしたものかなぁ〜 ほんとに圭介は厄介だな。もうすぐ香が帰ってきてしまう。早くなんとかしなきゃなぁ〜



 ☆



「香ちゃん! お部屋に遊びに行ってもいい?」


「えーっと、そっちのお部屋じゃダメ?」


「えー!」


 たぶん歩くん帰ってきてるだろうなぁ〜 さてどうしようかしら。


「さぁさぁ、善は急げだよ! 早くゴーゴー!」


「え、あっちょっと〜」


 どうしよう〜 なんだかんだで部屋まで来ちゃったけど・・・

 あっ!そうだ、これならたぶん・・・



 ☆



 トントン


「だれか来たみたいだね?」


「ちょっと行ってみるよ、誰ですか?」


「今福です、研修のことで少しお話しがあるのだけど?」


 ナイス香!


「あっ! そうだったね。ごめん圭介、ちょっと帰ってくれん?」


「えー!せっかく今福さんと話せると思ったのに〜」


「ごめん、友恵も帰ってくれないかしら?」


「はーい。今日は仕方ないね、ごめんね無理言って」


 そう言って圭介達は帰っていった。


「「ふぅー」」


「なんとか助かったわね」


「ほんとナイスだよ香」


「こんなことが起こる可能性は捨てきれないわ。だから、何か対処法を考え起きましょう!」


 その後、30分くらいかけてのときのための対処法を考えた。そんな時に香が唐突に質問をして来た。


「ねぇ、そういえばさぁ。いつになったら告白をしてくれるの?」


「えっ」


 ガタンッ!


 俺は、あまりにも突拍子な質問に驚いて手に持っていた水筒を落としてしまった。


「大丈夫⁈ ごめんね、いきなりで」


「いや〜 俺も考えたんだけどね、忘れてた」


「べ、べつに早くしてほしいとかじゃないからね」


えっ、香ってツンデレとか持ってたの? まぁ、そこはスルーしてと。


「しっかりと考えます! あまり待たせまないようにします!」







今回は2週間近く開けてしまい本当にすいません。やはり、高校生活に慣れずなかなか執筆ができませんでした。そろそろ新しい生活リズムにも慣れ執筆ができるようになってきたので、また読んでいただけたら幸いです。

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