第7話 驚き!?

俺たちが研修所につく頃にはもう5時を回っており日が暗くなっていた。俺たちはバスから降りるとまず、研修所の講堂に入れられた。そこで、学年主任の江本先生が研修所での過ごし方や、研修の日程を説明した。

 その後、俺たちは各部屋に行って着替えを済ませて休憩をするはずだったが、


「最後に、この研修には二人の実行委員がいる。A組の今福と中村だ。二人の注意や、指示をしっかり聞くように。このあと実行委員の二人は私のとこまで来てくれ」


 言われた通り、先生のもとに行くとこの研修の軽い説明を受けた。先生の話がそこで済めば良かったが、最後に物凄い爆弾を落とされた。


「実行委員は例年通り、二人部屋に泊まってもらうからな」


「「えっ?」」


「何がえっ、だ。だから、お前らは相部屋だぞ」


「いやいや、おかしいですよね?」


 俺は、先生のジョークだと信じて否定をしたが、残念ながらジョークではなかった。


「いやぁ~ なんって言ってもね、実行委員が男女になったのが初めてのでねぇ~ 部屋割りも確定しているんだよ。それに君は恵利奈の従弟何だろう? そこは、間違いが起こらないように信じることにするよ」


「それって、信じるとかの問題なんですかぁ!」


「ほうぉ~ ならば君は今福に何かをするということかな?」


「いっ、いえ。何もしません!」


「今福もすまんが、大丈夫か?」


「大丈夫です」


 勘違いかも知れないが、香の声がどこかしら張り切っているように思えた。


「そうそう、この事は他言無用で一人部屋だと答えるように。君たちも入学そうそう変な噂は流れて欲しくないだろう?」


「「はい」」


「よし。話はこれで終わりだ。君たちの部屋には念のため先生の部屋のおくだ。だからといって決して間違いは起こすなよ」


 江本先生が鋭い眼差しで俺を見てくる。この先生って以外と仕事できそうだなぁ。そんなことよりも、姉ちゃんが言ってた意味がやっと分かったぞ。今頃こそこそ笑ってるんだろうなぁ。

 そういえば、告白っていつから始めた良いんだろう?





 少しでも告白してもらえるようなシチュエーションを、何て考えていたらこんな大チャンスに巡り会えるなんて。でも、歩くん何かアクション起こしてくれるかかなぁ?


「ねぇ、もう先生行ったし部屋にいこうか?」


「うん。そ、そうだね」


 歩くん緊張してるのかなぁ? やっぱり何もしてこなそうだなぁ~ 






 はぁ、何か大変な研修になりそうだなぁ~ さーて、部屋に着いたらまず着替えっと・・・

 着替えって、どうすりゃいいの~!!!


「あのー、香さん。」


「どうしたの、改まって」


「着替えってどうします?」


「普通に着替えれば?」


「そういう問題じゃなくてですね! 一緒に着替えをするわけには行かないわけでね?」


「それなら、片方ずつすれば良いじゃない?」


「あ。ごめん、全く考えてなかった」


「そうと決まれば早くしましょ! 先に着替えていいわよ。私は後ろ向いとくから」


 いくら後ろ向いてるからって、女子のいる部屋で着替えるのは気分が良くないな。早く着替えよう。そうだ! 香が着替えるときは俺外に出てようっと。我ながらナイスアイディア。そんなことを考えながら、手早く着替えを済ませる。


「終わったよ! 後、着替えるときは外に出よう!」


「それは誰かに見られたら不思議に思われない?」


「そのときは、臨機応変にいこう」


「仕方ないかぁ~ 分かったわ、今度からそうしましょう」


 今、「仕方ない」って言ったよな? 香はいったいなにを考えてるんだぁ~

香も着替え終わったことだし、食堂に行くことにした。

 現在午後6時、集合は30分後なのでまだ人は少ない。長いテーブルが八つあり、一つのテーブルに20人が座るようになっている。俺は、A組のテーブルに適当に座った。すると、なぜか香が正面に座った。まぁ、そこには触れないで軽く世間話をしていたら、圭介が俺の隣に座った。


「歩くん、実行委員何てやってたんだね。知らなかったよ!」


「まぁね」


 そんな話をしながら時間を潰していたら、いつの間にか夕食が始まった。今日は、親子丼だった。おかわりをしたかったが、していいのかが分からずモヤモヤしていたら頭の輝いているカメラマンがおかわりをした。すると続々と男子がおかわりをしたし始めた。

 ご飯を食べ終え部屋に戻ると、香が話をしよう! と、言い出したので消灯までたくさんの笑い話や下らない話をした。こんなに香と喋ったのは、初めてのだった。

 消灯になって、先生が確認に来てまた念を押されたが俺は今日の疲れが溜まっているのかとても眠かったので、すぐ眠りに落ちてしまった。







☆ 第7話を読んでくださりありがとうございます!

 初めての書くようなことばかりでとても練り直した回でした。皆さんの心にぐっと来るような作品を作っていきたいのでこれからも応援よろしくお願いします。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る