第217話 血だらけ

「まただよ…」

「今日は何なんですかね!!」


 この夜は、本当に生理の血が酷かった。


 正直、ホントに迷惑なのだ、クリーニングは分けなければならないし、マットも交換しなければならない場合もある。

 清掃に時間がかかるのだ。


「同じデリ嬢じゃないんですか?」

「そういうこと?」

 清掃ばかりでモニターなんて観ているヒマはない。

「あっ…アイツだよ…」


 嬢が廊下でフラフラしている。


「コイツが生理の犯人かー!!」

 蹴りつけたくなる。


「生理なら来るな!!」

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