第160話 そこに募集かけてもさ

 どうもココの社員というのは職種を理解していないのではないだろうか。

「大学に募集をお願いしたんですよ」

「はぁ…ダメだったでしょ」

「そうなんですよ」

(当たり前だと思うけど…)

「バイトしている僕が言うのも何なんですけどね…基本、こういう場所でバイトするって脛に傷無いと選ばないと思うんですよね」


 どうもバイト募集を大学に張り出していいか、わざわざ伺って聞いたらしい。

 もう…なんか…自分たちの仕事を何だと思ってるんだろう?

「いいですよ」

 とでも言うと思ったのだろうか?

 いつものノリでアツい想いを語ったのだろう…


 どうもココの社員というのは気持ちが大事で、その他は2の次。


 だから…経営が悪化するんですよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る