第21話 それぞれの想い

 エリオスの天宮へと戻ったレーナは、自身の宮殿へと戻る。


「大変だったね、レーナ」

 

 宮殿の正門でレーナは声を掛けられる。

 声がした方を見ると一柱の男神がいる。レーナはそれを見て眉を顰める。

 歌と芸術の神アルフォス。

 それが、男神の名だ。そして、レーナとしては不本意だが、双子ふたごの兄でもある。


「何か御用ですか、アルフォス」


 レーナは不機嫌そうに、アルフォスに用件を聞く。

 レーナはこの兄神があまり好きではない。

 容姿は良く似ているらしいが、性格は別だとレーナは信じたかった。


「何でも、暗黒騎士に命を狙われたみたいだね、レーナ」

「わざわざ、そのような事を聞きに?」


 レーナは少し不機嫌そうに言う。


「ああ、聞くね、レーナ。あの暗黒騎士は少々問題だよ」

「彼が問題なのは知っています」


 アルフォスは首を振る。


「彼は今しがた聖騎士団を壊滅させた」

「はいっ?」


 思わずレーナは間抜けな声を出してしまう。

 聖騎士団は光の神王オーディスに仕える人間の英雄と天使の精鋭で構成された騎士団だ。

 この世界における最強の騎士団であり、光の神々の配下で最強の精鋭部隊である。

 そんな彼らに匹敵するのはモデスに仕える暗黒騎士団ぐらいのはずである。

 その聖騎士団が壊滅した事にレーナは驚く。


「エリオス近辺の空は彼らの管轄だからね。聖レナリア共和国上空も当然その範囲だ。彼はその空を飛行したのさ」


 エリオス近辺の空では許可なき者は飛ぶ事は許されない。

 その空の領域は聖騎士達が常に巡回をしている。

 もし許可なく飛べば彼らによって捕縛されるはずであった。


「そして、彼は捕縛しようとした彼らと戦闘になり彼らを壊滅させた。まあ暗黒騎士団を壊滅させた勇者を倒した男だ、それぐらいできても不思議じゃない」


 アルフォスはたんたんと言う。

 レーナは暗黒騎士の事を思い出す。 

 闇色の髪に少し影のある精悍な顔つき、そして、切れ長の目に浮かぶ少し青みがある瞳が印象的だった。アルフォスやレイジに比べると地味で目立たないが、良く見ると綺麗な顔をしている。


「あれ、嬉しそうだね、レーナ」


 アルフォスは言う。


「えっ!? そうかしら?」


 レーナは口元を抑える。


「それでオーディス様はどうするつもりなの?」

「どうするつもりもないよ。オーディス様はモデスと争いたくないのさ」


 レーナはそれを聞いて眉を顰める。

 光の神王であるオーディスは闇の神々に対して和平を求めている。

 その事がレーナには面白くない。

 そもそも、光の神々は二つに分かれている。闇の神々を敵とする派と友好を求める派である。

 多数なのは敵とする派だ。レーナもそこに所属している。


「この期に及んで……。闇の神は危険。その中でも特にモデスは危険よ。彼は世界を滅ぼそうとした破壊神の力を受け継いでいるのだから」

「僕もそう思うよ。だけど、レーナ。同じぐらい異界の者達も同じように危険だと思わないかい?  だから、オーディス様はモデスと協定を結んだのさ」

「協定ですって? どんな?」

「互いにこれ以上は異界の者を召喚しないという協定さ。当然だろう。オーディス様としてはモデスより勇者やその暗黒騎士の方が問題だったのさ、何しろ単騎で聖騎士団を壊滅できる化け物なのだからね」

「なるほど……」


 光の神々の会合で異界の者の召喚は禁止になった。

 それなら、モデスの方も禁止にしておかないと光の神々の方がまずくなる。


「それから、レーナ。オーディス様は今この世界にいる異界の者は、君に何とかして欲しいそうだよ。何しろ君が召喚したのだからね」


 レーナは痛いところを突かれる。

 最初はもっと簡単に済むはずであった。モデスを倒し彼らを異界へ帰せば全て終わりのはずだった。しかし、あと一歩のところで暗黒騎士が現れてしまった。

 しかも、召喚の道具は全てなくなってしまった。

 召喚は禁止され、その道具の作成の禁止もつい先日に決定してしまった。

 今後勇者達を動かすのは大変になるかもしれなかった。


「ちょっと待って、暗黒騎士を召喚したのは私ではないわ!」


 暗黒騎士はモデスが召喚した者だ、レーナではどうすることもできない


「ああ、それなのだが、モデスが言うには暗黒騎士の行動は勇者次第との事だよ、レーナ。だからやっぱり君次第というわけさ」


 オーディスが攻め込まなくても勇者が攻めてきたらモデスは終わりだ。モデスとしては当然の要求だろう。


「だからね、レーナ。僕はその事を伝えに来たのさ。勇者が僕達の利益に反しないようによろしくしてほしいとね」


 レーナには何も言い返せなかった。

 モデスを倒せない以上、勇者の行動を管理しなければならない。彼らに下手な行動を取られてはレーナの光の神々での立場がなくなる。


「わかりました。勇者は何とかしましょう。そして用件がそれだけなら、帰ってくれませんか」

 レーナは怒ったように言う。


「すまないね、後もう一ついいかな」

「今度は何ですかっ!?」


 レーナはアルフォスを睨む。だが、そんな事でひるむ兄ではない。


「レーナ、君は結婚しないのかい?」

「はあ? いきなり何を? それも、オーディスの伝言ですか?」

「違うよ、独り身の妹の心配をした兄の言葉さ」


 余計なお世話だとレーナは思う。


「私が愛するに相応しい男がいれば考えます。アルフォス、あなたとは違うのです」


 レーナは兄を睨んで言う。

 世界で最高の美男と呼ばれるアルフォスの妻は二千を超える。

 レーナはその兄のように愛を振りまくつもりはなかった。


「それは、君の勇者君でも同じかい?」

「はあ? レイジですか? 急にどうしたのですか?」


 なぜ急にレイジの事を聞くのだろう?

 レーナは不思議に思う。


「いやね、最近女神達の間で君の勇者君が、話題になっていてね。美しく、凄まじい能力を持っているそうじゃないか。僕も気になってね」


 アルフォスは探るような目でレーナを見る。

 レーナはアルフォスの言葉に驚く。


(まさか、レイジが噂になっていたなんて)


 レイジは確かに美しく強い。光の神々でも彼に勝てる者はそうはいない。

 そのレイジに光の女神達は目を付けたのだろう。

 レーナは頭が痛くなる。


「レイジは私に相応しくありません。彼には魔王を倒したらこの世界から出て行ってもらいます?」


 レーナにとってレイジは利用すべき相手でしかない。

 それにレイジはどことなくアルフォスに似ていた。だから、あまり好きになれなかった。

 レイジはこの世界に来てから多くの女性に手を出している。まるでアルフォスのようだった。

 そして、その中には戦乙女ワルキューレもいる事にレーナは気付いている。戦乙女ワルキューレを聖レナリア共和国に連れて来なかったのもそのためだった。


(勝手に私の部下に手を出されたら、たまったものじゃないわ)


 レーナはレイジの事を考えると頭が痛くなる。


「なるほど、その彼でも駄目とはね。さすがレーナだ。まさに君は誰も触れられぬ孤高たる天上の美姫だよ」


 アルフォスは嬉しそうに笑う。


「はあ……」


 レーナはアルフォスがなぜ笑うのかわからなかった。


「それを聞いて安心したよ。嫌われた兄は退散することにしよう。またねレーナ」


 そう言ってアルフォスは帰っていく。レーナはその背中を睨む。


(まったく、私に相応しい男がいる訳ないじゃない) 


 レーナは自身が至高の美女である事を知っている。

 相応しい男はいない。

 全ての男はレーナを愛しても、レーナから愛する事はない。全ての男は利用するだけの存在だ。

 レーナは今まで求婚してきた男達の事を思い浮かべる。

 雑多な者達。思い浮かべては、消していく。

 そして、そんな男達を考えている時だった。なぜか、一つの顔がなぜか消えずに残った。

 レーナはその事に戸惑う。


(なぜ、あの暗黒騎士の顔が出てくるの?)


 ◆


 神殿の休憩室に勇者達は集まっている。


「ごめんなさい。チユキさん」


 シロネがチユキの前で頭を下げる。


「もう、心配したのよ、シロネさん。もう少しで死ぬかもしれなかったのよ」


 チユキはシロネを叱る。

 そもそも、チユキにとってはレーナよりもシロネの命の方が大事だ。レーナを助けるためにシロネが犠牲になるなんて馬鹿げていると思っている。

 あの後、一人飛び出していったシロネをチユキ達は追いかけた。

 追いかけたが間に合わなかった。途中でスパルトイに遭遇したからだ。

 レイジは本調子ではなく、カヤはお酒でつぶれたキョウカを守るため同行できず、前衛がほぼ不在の状態で戦わねばならずチユキ達は苦戦した。

 また建物の中であるためチユキやリノは火力が大きい魔法が使えず、スパルトイを中々倒せなかったのだ。そして、ようやく辿り着いた部屋に入った時に見たのは泣いているシロネと、その前に立ちつくしている暗黒騎士だった。

 暗黒騎士はチユキ達を見ると剣を収めて去っていった。

 シロネは暗黒騎士に全く敵わなかった。もし暗黒騎士がシロネを殺す気だったら簡単に殺せただろう。そう考えるとチユキは背筋が寒くなる思いだった。


「チユキ。それぐらいでやめないか。元はと言えば俺が悪い。俺が不甲斐ないためにレーナとシロネを危ない目に合わせてしまった。すまないシロネ」


 レイジはシロネに謝る。

 レイジは大切な仲間であるシロネと、そしてレーナを危険な目に合わせた自分が許せなかった。

 レーナに初めて会った時、レイジは全身に電流が流れたような気がした。

 レイジは今まで生きていて彼女より美しい女性を見た事がなかった。

 この世界に来たのは彼女に出会うためであった。

 その彼女を危険な目に合わせてしまった。その事をレイジは悔しく思う。


「ううん。私は別に大丈夫だよ。それよりもサホコさんを安心させてあげて」


 そう言ってシロネはサホコを見る。サホコはレイジを心配そうに見ている。

 レイジは完全に回復したわけではない。心配するのも当然だった。


「すまなかったサホコ。心配をかけた」

「ううん。レイ君が無事なら良いよ」


 サホコは半ば諦めたように言う。

 サホコは小さい頃からレイジを知っている。だから、何を言っても無駄だと思っている。


「まあまあ、みんな無事だったから良いじゃないっすか」

「ナオちゃんの言う通りだよ。あの暗黒騎士は誰も殺す気がなかったみたいなんだからさ」

「確かにそうなのだけど……」


 リノの言葉にチユキは微妙な表情になる。

 暗黒騎士はレーナが新たな召喚をすると勘違いをして、召喚を阻止するために来たらしい。

 あの襲撃で死んだ者は一人もいない。

 召喚器を壊す以外の無益な殺生はしなかったのである。


「それにしても無益な殺生をせず、目的のみを果たす。敵ながら、やりますね」

「そうですわね。カヤ。何だか悪逆非道な魔王の部下らしくありませんわ」


 ようやく回復したキョウカはカヤに頷く。


「確かに魔王の部下らしくないわね。血も涙もない奴ばかりだと思っていたから」


 チユキは魔物によって滅ぼされた国を思い出す。

 女性や子どもも容赦なく殺す。そんな魔物を世界に放った魔王は許せない相手である。


「でも、どうしようチユキさん。帰れなくなっちゃったよ」


 シロネが不安そうに言うと全員が俯く。

 いつか帰る事ができるからこそ、異世界は面白いのだ。二度と出る事ができないテーマパークは怖いだけである。そして、帰還のための召喚器は壊れてしまった。

 レーナの話では召喚をするための道具は修理ができない上に、もう手に入らないと勇者達は聞いていた。


「でもみんな大丈夫よ。まだ可能性があるわ。レーナ以外に召喚できる人がいるはずだもの。その人を探しましょう」

 

 そう言ってチユキはキョウカが出会った不審者の事を考える。

 その不審者はレーナが召喚した者ではなかった。ならば、レーナとは別に召喚器を持つ者がいるはずではないか。


「確かにまだ希望はあるっすね」

「そうそう、その人を探そうよ」


 ナオとリノが明るく言う。


「不審者を召喚した者ですか? わたくしは気が進みませんわ」


 胸を揉まれたキョウカが眉を顰める。


「でもキョウカさん。その人を見付けないと、私達はずっとこの世界にいるしかないわ。お願いだから我慢して」


 当面は召喚術を使える人を探さなくてはならない。魔王退治は後回しにするべきだとチユキは考える。その人物を見つけるにはキョウカを襲った変質者を探すのが手っ取り早い。我慢してもらうしかないだろう。  


「確かにレーナの召喚器が壊れた以上は、そいつを探すしかないな」


 レイジも頷く。


「決まったわね、当面は魔王退治を中断して、その者を探しましょう。一体どこにいるのかしら?」


 チユキの言葉に全員が賛同するのだった。




 ◆




「そうかクロキ殿は新たな召喚を防いでくれたのか……。有難い事だ。後で礼をしなければならないな」

「はいでヤンス」


 モデスのその言葉にナットが礼をする。

 先ほどまでモデスは目の前にいるルーガスの肩にいるナットから報告を受けていた。


「で、今クロキ殿の様子はどうだ?」

「はい見た所、特に変わりはないように見えます。ただ……」

「ただ?」

「この地に来たばかりの陛下に似ているように思えます」

「なるほど……」


 モデスはあの時の事を思い出す。

 あの時は泣いていた。そんなにも嫌われていたのかと。

 立ち直る事が出来たのは、モーナを造る事を考え付いてからだ。

 モーナを造るため、持ち前の魔力と生命創造ピグマリオンの秘術にレーナの髪とその他の媒体、そして友であるヘイボス神の道具を使い組み合わせた。

 自身を追い出したエリオスの女神に負けない自分だけの女神を造ろうと頑張った。

 その結果がモーナだ。

 モーナの事を考える。


「でゅふふふふふふふふふふふふふふ」

「あの……陛下どうかなされました?」


 ルーガスが心配するような声をかける。

 モーナとの夜の事を考えてしまい、知らないうちに声が出てしまった。


「おお、すまない、クロキ殿のことだったな」

「ああ、はい」

「クロキ殿の礼には、最高の女神を与えるしかあるまい。それが、このモデスが出来る最高の贈り物だ」

「モーナ様のようなですか?」


 ルーガスの言葉にモデスは頷く。

 モデスとしてはクロキにはできればこのナルゴルに居ついてもらいたい。

 そして、このモデスとモーナとの生活を守ってもらいたい。

 ではどうすれば良いか?

 そのためには女を宛がうのが一番だろう。

 しかも、エリオスの神々が禁止した模造の女神を与えるべきだ。

 そうすれば、彼も神々の敵だ。彼は否が応でもナルゴルに住み着くだろう。

 ナルゴルに帰還するついでに聖騎士団を壊滅させるほどの強者だ。味方につけば怖い物なしであった。

 モデスの口から自然と笑みがこぼれてくる。


「ぐふふふふふふ」

「あの陛下」


 ルーガスの心配する声がするがモデスは笑い続けるのだった。


 ◆


 クロキは自身の部屋でくつろぐ。

 魔王城のモデスが与えてくれた部屋はとても広かった。

 もっとも広いだけで家具はベッドと机と下に敷くカーペットぐらいしかなかったのだが。

 専属使用人である熊のような顔をした魔物が言うには必要な物がわからなかったそうだ。必要な物があれば言って欲しいらしい。

 クロキのナルゴルでの待遇はかなり良い。

 だがナルゴルは貧しい土地ではないが、美しい土地でもない。窓の風景も殺風景であり、陰鬱な空気が漂っている。

 またナルゴルは生活用品になる素材が手に入りにくい土地らしく、ベッドも旅の途中で泊まったエルフの物と比べると格段に落ちる。

 だが、このベッドも机もナルゴルでは一級品らしかった。

 それでも日本にいるより良い生活はできなさそうだとクロキは思う。


(これからどうしよう)


 クロキはベッドに寝転ぶ。

 シロネ達の状況もわかった。シロネ達はあの召喚術では帰還できない事を知らなかった。

 あの女神レーナに騙されているのだ。このままレーナの元にいれば危険かもしれない。


(助けるべきだろうか? いや、その必要はないだろう。エリオスから召喚するための道具の作成はつい先日禁止されたそうだ。よって、少なくとも異界送りにはならないだろう)


 クロキはそう考える。

 そんな回りくどい事をするくらいだ。正面から勇者達に危害を加える気はないはずであった。そして、レーナから言う事を聞かなければ帰さないと、脅される心配はないだろう。

 だから、当面はシロネ達を無視しても良いだろう。

 そこまで考えてクロキは頭を振ると、今までの考えを否定する。

 本当はあまり関わりたくない。それが真実だった。

 それに、何が悲しくてレイジ達を助けなくてはならないのだろうと思う。

 もう彼らがナルゴルに攻めないかぎり、関わるのをやめるべきであった。

 彼らは自分達で何とかするはずで、クロキは1人だが向こうは大勢の仲間がいる。


(別に羨ましいわけではない本当だとも。……だめだ、考えを変えよう。 これから何をするべきか考えよう)


 クロキは思考を巡らす。

 まずは彼らとは別に帰る方法を探すべきであった。

 モデスは探してくれると言ったが、すぐには見つからないかもしれない。

 当面は、この世界で生きていかねばならないだろう。

 そして、気付く。

 ずっとこの世界で暮らさなくてはいけない可能性があることに。

 いやだなとクロキは思った。

 なぜならここには仲間がいない。

 この世界にずっと生きていかねばならないなら、仲間が欲しいと思った。

 モデス達はいるが、クロキが求める物とちょっと違う。


(やっぱりレイジは羨ましい。沢山の仲間がいて。しかも、みんなきれいな女の子だ)


 クロキはモデスの言葉を思い出す。

 模造の女神。

 クロキはモデスの報酬を受けようかなと思う。

 それに、可愛い彼女ができれば何か色々ふっきれそうな気がした。


(よし受けよう。ぜ~ったい可愛い彼女を造ってやる)


 クロキはそう決心するのだった。

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