いよいよ再開……ところがっ!
さて、いよいよ遠心クラッチで四速ミッションを組んでロータリーシフトで排気量がカブ九〇と同じエンジン(長いな)の組み立て再開です。
バルブの摺合せや合わせ面の面出し、更に新品ガスケットや細々した部品をそろえて一気に組立していきます。実はこのエンジン、最初に組み立ててちょこまかと乗っているホンダゴリラに積もうかと思ってます。何故かと言いますと、ホンダゴリラに現在積んでいるエンジンのフィーリングが良くないからです。
エンジンは普通に始動します。四段ミッションで加速も良好です。ところがニュートラルスイッチが不調で点かない時があります。強化遠心クラッチを組んだらペダルが妙に硬いです。
「今度のエンジン&ミッションは全てホンダ純正部品で組みます。クラッチも強化しません。だって排気量がノーマルのカブ九〇なんですもの、不要です」
シリンダーを組み付けた腰下にヘッドをドッキングと思ったある日、シリンダーヘッドよりも自分の
「いつの間にか禿散らかしています!」
これはいけません。禿げているのは仕方がないとして、散らかしていては台無しです。禿げていてもショー○コネリーみたいな渋い禿げはOKですが、江頭2:5○みたいな散らかし放題はダメです。東日本大震災での彼の行動は尊敬に値すると思いますが、あの髪の毛は真似したくありません。
「頭と工具箱は常に整理整頓です」
さっさと散髪に行きます。ちなみに京の頭は丸刈りです。散髪屋のおっちゃんに「京君、丸刈りでイイんじゃない?」みたいなことを言われたからです。散髪代が安上がり(スポーツ刈りより八〇〇円安い)でお財布にやさしく、刈る側もバリカンで一気にできるから楽です。
「これこそwinwinの関係です」
この散髪屋、二代目が『大島サイクル営業中』でカメオ出演しています。散髪があっという間に(毛が細いからすぐ刈れる)終わると二代目がおっちゃんに何か聞いています。何か京に頼みたいみたいです。三十五年も通っているんですから遠慮なんかせずに頼めばよいのですが。
「ところで京さん、京さんから買った原付ですけどね」
「お? まだ走ってたん?」
二代目は京からスクーターを買っています。四年くらい前だったかな? 仕事が無い状態で二台もバイクを持っていても維持できないから売ったのです。当時はそれなりに整備をしてバリッと走るようにした記憶があります。
「ええ、めっちゃ調子が良くてセル一発で動くし毎日乗ってるんですけどね」
「ふむ、何かあったら言うてな」
一般人ですが売った手前『知らんわ』では愛想が無いかと社交辞令で言ったのですが……。
「二・三日前からオイルが漏れてるんですよ、診てもらえます?」
有るんか~い。
なかなかニューエンジンの組み立てが進みません。で、本日ジャイロを代車に出して引き取ってきました。四連休はオイル漏れの場所を探して部品発注の準備です。
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