京丁椎とスーパーカブ・その他ミニバイク

プロジェクトX⑧君に新しい靴を…

さて、一応走り出したジャイロXですが、やっぱり3穴ホイールは破損したら交換部品の入手に手間取ることに変わりは有りません。とは言え6穴ハブを新品で買えば1万円オーバーです。そこへホイールを買えば…おお、怖い怖い。

問答無用で中古の6穴ホイール用ハブを探す事にしました。

インターネットサイトで調べると、ジャイロXのハブは数種類あるみたいです。

初期型：ホイール取付け穴3個　スプライン22山

中期型：ホイール取付け穴6個　スプライン22山

後期型：ホイール取付け穴6個　スプライン19山

現行型：ホイールとブレーキドラム一体

他にジャイロUPのハブが少し違うみたいですが大まかな所はこんな感じみたいです。私が手に入れたジャイロXは初期型、これに流用出来るのは中期型のハブです。

オークションサイトを見ていると中期型のハブは古いのと需要が有るので出品されていればそれなりの値段になるみたいです。古いのでブレーキドラムの摩耗限度まで減っている物も有るとか。説明欄にスプラインの山数まで有る物はどんどん高値で落札されていきます。

ある日、ジャイロキャノピー用のハブが出品されていました。スプラインの山数を質問しても返答は無し。

「これはスプラインの山数はフレームナンバーから調べて入札しろという事だな？素人お断りか…なるほど」

そこでフレームナンバーを照会した所ジャイロキャノピーの初期型であることが分かりました。一応念のためにスプラインの数を画像で調べました。

「何回数えても22山ある…安いしギャンブルやな…」

ギャンブルですが入札しました。説明が不親切だったからでしょう。競る事無く開始時の値段のままオークション終了。落札です。少し心配ですがこんな時は強気な事を言って自分を鼓舞します。

「だ～いじょうぶ！ま～かせてっ！」

……40過ぎのオッサンが何言ってるんでしょう？病気です（糖尿病ではある）

最近のヤフオクはかんたん決済のおかげで休日にコンビニ決済が出来るので便利です。数日後、無事にハブが届きました。

「22山や。ドラムもそれほど減ってない。スプラインも傷んでない…やったぞ！」

バックトゥザフューチャーでマーティを現代へ送り返したドクの如く大喜びです。

散々調べて入手したハブに比べてホイールは簡単に買えました。左右で1000円。

錆取り剤に4日ほど漬け込んで錆取りも完了です。塗装をしてタイヤも交換しました。どこかの会社がジャイロを更新したそうで、使わなくなった旧型の後輪用6インチタイヤが格安で売られていたのを買いました。2本で5000円。

今回の部品交換は性能をどうするとかでは無くて今後の部品供給の対策といったところでしょうか。ジャイロ初期型は生産終了な部品が多いので供給されている部品を少しでも使える様にしてみました。6穴ホイールが使えるのでカスタム部品も使えます。チューブレスタイヤへ交換して信頼性アップも可能です。

今回はここまで。