女神の復活と女の勝負
俺は唐突に、今まで出来ずにいた事を提案した。
「じゃあまずショコラちゃんを大きく戻して、その後に皆んなでファッションショーしよう!!」いつものワンピースも露出度が高く、男の俺からしたら見ていて幸せな気分になるのだがもっとこの子達の可愛い姿を見たい!色んな服を着せたい!!そんな欲望が湧いて出てきたのだった。
じゃあショコラちゃんを大きくしょうかな‥そんな事を考えていると上の方から
「今より第一乙女は第三次試練の「行動」の試練!この試練には第三乙女も同行して受けてもらう!!チームワークが肝になる試練じゃ!!この試練も乙女のみの参加になる!乙女はおおいに頑張るが良い!!!なおこの試練は相性もある為三回までやり直りが可能じゃ!!三回とも失格だった場合、乙女は現世に戻る資格無しとなる以上!!」 と聞こえ間髪いれずに
「えぇ〜!!苺と試練なのです?!ちーはこんな鈍臭い苺とは一緒に試練なんて嫌なのです〜!!」とちーちゃんは凄い剣幕で地団駄を踏み、苺に言い放ったが苺も負けじと
「私も嫌ですぅ〜!!こんな意地悪ばかりするちーちゃんとだなんて無理ですぅ〜!!」と言いほっぺたをプク〜っと膨らました。
俺が喧嘩する二人の間に立ち「まあまあ」と宥めたがついには二人は言い合いながら消えて言った。
そんな様子を俺の肩に座りながら見ていたショコラちゃんは「‥どんぐりの背比べ‥」と一言呟いていた。
黙々とチョコを食べ続けていたショコラちゃんに
「二人も試練でいなくなったしそろそろショコラちゃんを大きく戻したいけど‥良いかな?」と聞くと
ショコラちゃんはたちまち顔を赤くし「‥‥よろしく‥です‥」と言って’‘本物のチョコレート’‘になった。
そのチョコをボールに入れ、湯煎して溶かしそこに俺はまたケーキの生地作りを始めた。
メレンゲの作り方も粉のふるい方も今までで一番の出来だと思った。残るは5種類の粉のみになった。
5種類の粉は前回と一緒にすると決めていたのですぐに粉を計量した。
一つ目の粉「体型」は25%。
二つ目の粉「感情」は15%。
三つ目の粉「知恵」は20%。
4つ目の粉「官能」も20%
五つ目の粉「行動」も20%。
5種類の粉と最初に作ったケーキの生地を混ぜ合わせ人型の型に入れてかまどに入れた。
その後でショコラちゃんが出てきてすぐにお腹が空くといけないので、チョコまんも用意して大きなかまどの前で一人悶々と待った。
あのショコラちゃんが戻ってくる‥そう思うだけで俺の胸は高鳴り、どうしょうもなくそわそわしてしまうのだった。
しばらくしてチョコレートの甘い芳醇な香りが大きなかまどからして中から綺麗な長い黒髪、大きな瞳に長いまつ毛。それにスタイル抜群で華奢なのに胸。女神のように美しいショコラちゃんがふらふら出てきた。
「‥ショコラちゃん!!おかえり、大丈夫?お腹すいてない?」と言いながらショコラちゃんにチョコまんを差し出すとショコラちゃんは嬉しそうに受け取り、顔を赤らめて上目遣いに
「‥‥小太郎さん‥ただいま‥」って渡したチョコまんをパクッと食べ始めた。
ショコラちゃんが無事に帰ってきてから数分後、ショコラちゃんもチョコまんを食べ終わり久し振りにショコラちゃんと色々したいところだが、
「フォア〜ン」と言う音がして苺とちーちゃんが騒がしく帰ってきた。
「あれは苺が悪かったなのです!♡ちーは何も悪くないなのです!♡苺が意地悪するのが悪いなのです!!♡小太郎さんに言いつけてやるなのです!!」
「ちーちゃんが自分勝手な行動をするからですぅ〜!!一緒じゃなきゃダメなのにですぅ〜!!苺は怒ったですぅ!!小太郎しゃんに言いつけるですぅ!!」と二人してお互いのせいだと言い合ってますます喧嘩しながら帰ってきた。二人の話し方からして第三次試練は不合格だったみたいだった。試練に行って元気で帰ってきたのは良いが、俺はせっかくショコラちゃんも戻ったし試練前に約束した、コスプレ大会もといファッションショーをすぐにでも開催したい。
俺は喧嘩をやめない二人の間に入ろうと「おい‥」と言いかけた瞬間ショコラちゃんが俺の唇に人差し指を当て「しー」と言いショコラちゃんが二人の間に入っていき二人に何かを耳打ちしていた。
それを聞いた二人はたちまち
「ショコラちゃん名案なのです♡どちらが小太郎さんのお眼鏡に叶うか勝負なのです♡まぁ負けを認めるのなら今なのです♡乳は大きければ良いもんでもないなのです♡スタイル が良いちーは何を着ても似合うなのです♡苺は早く負けを認めるなら許してあげない訳でもない何です♡」
「小太郎しゃんへの愛は誰にも負けないですぅ〜!!きわどいエッチな服でもなんでも小太郎しゃんが望む物はなんでも着るですぅ〜!!ちーちゃんには負けないですぅ〜!!」と言った。
闘志で燃える二人をよそにそれを見て微笑むショコラちゃんに俺は「‥ショコラちゃん‥二人に何を‥?」と聞くとショコラちゃんは満遍の笑みを浮かべ嬉しそうに「二人に‥どっちが小太郎さんの欲望を満たす服を着れるか勝負を提案‥した」と言った。
続く
後書き
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