朝を飲み込む
悲しみのなかで体を起こして
目が覚める
夢の残滓は限りなく空を
青くしていて
時計がはっきり時刻を指して
そうか、目覚めずにいられない
悲しみのなかであくびして
忘れ去りながら涙を拭いた
覚えていた時のこと
思い出せないのでしょう
悲しんでいた時のこと
他人事みたいに思うのでしょう
忘れ去りながら涙を拭いて
また朝を飲み込む
冷たいような
凍りの朝に
消えてしまいたい
朝を飲み込む
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます