怪物になりたい

使い古しのパーツで組み上げたもの

もう二度と

新しいとは言わないのかな


  君も

  僕も

君たちも

    生まれくる前からだれも、

    よくある臓器の寄せ集めで

    にたようなパーツの使い回しで。

    ありふれたものだけ溜め込んで

    おとなになった脳味噌で

    どこにでもある言葉を吐いて。

    愛だか恋だかそんなもの

    どうせどっかのだれかがさ

    何億回でもうたってんだろ?



僕らはいつだって

落雷を待ち望んでいる。


そしたらきっと、あのただひとつの

人間に恋だってできるんだ。

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