15-4 燃え盛る炎をあとにして


「終わったか?」

「何もかもな。ケリをつけた」


 エイジは何とも言えない顔をした。アランはエイジの背中に手を置く。

 2人は恋人のように連れ添い、どこかへ歩いて行く。


「マックのことだが――殺されたよ。サイファー化したエリーにな、食われて死んだ」

「……そうか。あの赤ん坊も?」

「あぁ、そうだよ。悲しいことにね」


 そこから、エイジもジョンも何も言えなくなってしまった。

 ただ、黙り込む男2人。


「ともあれ、この場からさっさと去ろう」

「あぁ、その方がいい。こんだけ盛大にやらかしたんだ。虫がわらわら湧くかもしれん。エイジ、どこか安全な場所は?」

「知っている。ついて来てくれ」


 何も言わず、アランはエイジの背中を追う。

 昼と夜の間にある広場から、エイジは夜側へアランを連れていく。再び、難民キャンプの跡地に戻るのであった。徘徊するサイファーの感染者の群れを避けながら、目的地へとたどり着くのであった。

 一晩、そこで明かしてエイジとアランは3日間にあったことを話すのであった。

 どちらも疲れ切った顔を見合わせ、情報交換を手短に済ませる。

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