>長い前髪の裏からそれを目撃したが、それはそれは酷い光景だった。
ここで「ああ、こいつ、ルール破って覗いてたのか」と思いましたが、そこに意識を向けすぎて、
「ルール破りという悪いことをしていた、ならば他にも、悪いことしてても不思議ではない」とまでは考えが至りませんでした。
だからオチは普通に予想外でしたが、同時に、そこで「悪いことを……」に思い至って、妙に納得できる気持ちもありました。
こういう、合理性のある意外性(ちょっと矛盾した言葉かもしれませんが)は大好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
罪に重さや大きさがあるならば、前髪の後ろから覗き見る事自体はそんなに重大な罪では無いと私は考えます。
それに比べて、本脳から湧き出した欲求に従って合理的な手順を用いて行う罪の重さは?大きさは?
余談めいた語りはこのくらいにして、常々そういうものを目指している身としては、「合理性のある意外性」という賞賛のお言葉は本当に嬉しいです!!
うわぁ。寝る前に読んじゃいけないやつだった。うわぁ……
小学生の頃の、あの嫌な多数決や犯人探しを思い出しました。
あの気持ち悪さと同じぐらい、「ぼく」が気持ち悪いです。
ラスト1行が最高に気持ち悪かったです。(褒めてる)
作者からの返信
こんばんは、コメントありがとうございます!
この作品において「気持ち悪い」というフレーズは褒め言葉です(ニチャア
なので楽しんで頂けたと前向きに解釈して、気持ち良くありがとうございますと申し上げます。