第76話 いよいよ

カウントダウンライブから

一ヶ月ちょっとが過ぎた。


ももは 妊娠10ヶ月にはいり

今日が出産予定日だった。


「おはよう~♪出産予定日やね♪

もりちゃん♪もうすぐ会えるな~♪」


「うん♪颯大そうた

立ち会ちあえる?」


「立ち会うよ♪お腹が痛くなったらメールしてな♪行ってくるからな。」


遠藤えんどうマネージャーの車で仕事に向かった。


夕方になり

実家のお母さんに電話するもも


「私だけど…」


「今日、予定日でしょう?

陣痛は?」


「そうちゃんが仕事に

行った後…軽い腹痛みたいのが

あったけど 今は痛みが強くなってきてる…そうちゃんは、お腹が痛くなったらメールしてなって言ってくれたけど。」


「何、旦那さんに遠慮してるの?

それ 陣痛始まってるから旦那さんに連絡しなさい。陣痛の間隔をメモっておくと病院に連絡するときに便利だから。じゃ頑張ってね。」


「うん ありがとう。」


電話を切り颯大そうた

メールする。


( 陣痛が始まったみたい)


メール送信…


その頃。仕事を終えた、颯大そうたしょう隼人はやと遠藤えんどうマネージャーの車で移動中だった。


チャリラ~♪颯大そうたのスマホメール着信音


颯大そうたがメールを見る。


「マネージャーすみません。

妻が陣痛始まったみたいやって。」


「じゃあ 初めに送っていくから落ち着いてな?」


「ももさん 陣痛始まったんか。

落ち着くんやで。」


「いよいよやね。颯大そうたの子供。どっちやろな。」


「ここから 結構 距離あるやろ?」


「陣痛がきても すぐには出産に

ならないから安心しな。」


しばらくして 自宅に着いて 

颯大そうたとマネージャーが

家の中に入った。

ソファーで横になってる もも


「ももちゃん大丈夫?」


そうちゃん…

間隔が短くなってきて

痛みも強くなってきたから

病院に電話しようと思ってた

とこ。」


「奥さん 歩けますか?」


「なんとか。」


「じゃあ 颯大そうたと俺の腕につかまって車までいきましょう。」


車の中に待ってるメンバーに

電話する遠藤えんどうマネジャー。


隼人はやとか?

病院に行くから車の後ろのシート

倒しててくれるか。」


「それからしょうに運転してもらうから言ってて」


電話を切る。


しょうマネージャーから

電話で車の運転頼むやって。」


「わかったわ。」


しょうがゆりに

電話する。


しょうちゃん 

おつかれさまでした。今 どこ?」


「もう仕事が終わったんやけど

帰宅途中にももちゃんが 

陣痛始まったってメールが

あったから。まっすぐに颯大そうたの家に行って、今から 

病院に連れていくから遅くなるから。ごめんな。」


「うん。大丈夫だよ。」


「休んでてええよ。ありがとうな。」


電話を切る。


颯大そうた遠藤えんどうマネージャーの腕につかまりながら

歩くもも。


車に乗って後部席に横になり、

隣には颯大そうた、後ろには遠藤えんどうマネージャー、運転席にはしょう。 助手席にはしゅんが乗った。


しょうちゃん T病院に頼むわ。」


「分かったわ」


車を走らせた。


颯大そうた今から病院に向かうと電話しないといけないよ。」


「そうやった。」


病院に電話する…………


「すぐに 連れてきて下さいやって。」


陣痛に耐えるもも。


「腰 さすってやると楽になる

みたいだ。うちのもそうだったから。」


「痛そうやな…」


ももの腰をさする。


「もうすぐ病院に着くからな。」


しばらくするとT病院に着いた。


全員で車を降り、颯大そうた遠藤えんどうマネージャーの腕につかまりながら歩いて 病院の中に入り

受付で 電話したことを伝えた。



        

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