第63話 FAX;記念写真
ももは
メールしていた。
(さっき 帰ってきたとこだよ。
順調だって♪仕事頑張ってね)
メール送信…
テレビをつけたら、 昼番組が
やっていて事務所から流れた
FAXがテレビに映っていた。
(今は大丈夫。どこにも行かない)心の声。
テレビを消したら いつのまにか
眠ってしまった。
目覚めたのが15時半…
日差しも弱まってきたから
帽子を被り近所の公園へ散歩と
買い物に出かけた。
お腹に手をあて、もりちゃんに
話しかけながらゆっくりと歩いた。買い物をして自宅に帰り、
夕ご飯の支度を始めた。
夕ご飯を作り終え洗濯物をたたんでると、
「今 仕事終わったよ。
順調でよかったわ♪ 今、家におるよね?」
「おつかれさまでした。
家にいるよ(笑)」
「あ~よかった~。安心したわ。
じゃ待っててな。」
電話を切る。
しばらくして。
「ただいま~♪」
「お帰りなさい。
おつかれさまでした。」
テーブルに夕ご飯を並べた。
「いただきます♪ 美味しい~」
順調でよかったな~♪」
「うん 心音もしっかりしてるし
元気だって♪ここが顔で、
これが指だって。」
「大きくなってるんやな~♪」
「それから今日、社長に電話したら、東京支社の方で働いてもらいたいと話があったんだ。
体のこともあるしどうだい?…
手放すのはおしいと言われた(笑)」
「確かにいい話だな。
お受けしたらええよ。」
「私もそう思ってたけど、
そうちゃんと
相談してから決めようと思って
返事は、まだしてないんだ」
「社長は優しいな。
手放すのは悲しいやろね。」
「本当は嫌だけどって(笑)」
「美味しかった。ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでした。
なぁ~まだお茶あった?」
「うん まだあるよ。入れる?」
「自分でいれるからいいよ。
社長に電話してみ。」
「うん。」
電話をかける…ガチャ…
「こんばんは。ももですけど…」
「支社の件なんですが、
ありがたくお受けします。」
「そうか~。じゃ支社に連絡しておくから、くれぐれも無理のないように頑張って、荷物は宅急便で送っておくからな…本当は離したくないんだが(笑)」
「おじちゃん 姪っ子離れした
方がいいよ(笑) じゃ お願いします。」
電話を切る。
「仕事は連休明けになるけど、
無理のないように頑張ってだって。本当は離したくないんだがと言われた(笑)」
「そうか~。頑張ってな!」
「はい お茶いれたよ♪」
「うん ありがとう」
ソファーに座りテレビをつけた。
「後、五ヶ月やな~♪名前、考えとかないとあかんな。」
「そうだね。両方の名前、
考えとかないとね。」
「せやな~。考えるのって
大変やね。」
「ほんとだね。」
「さ~て風呂はいってくるわ。」
「一緒にはいろ?」
「うん。」
湯船につかり、
「もりちゃん 風呂気持ちええか~」
「動いたよ♪」
「ほんまや♪
はやく会いたいよ♪」
お風呂からあがり着替えた、
「ももちゃん。五ヶ月記念写真
撮ろうな♪」
カメラを片手に笑顔。
「うん」
お腹を見せて…
カチャ!
今度は。。三脚にカメラをセットして
カチャ!!
「いつか。。この写真を
この子にみせてあげるんや♪」
「そうだね♪妊娠がわかった日と
4ヶ月記念日のもあるよね」
「お腹の成長も見れて楽しみだな♪」
「そろそろ眠ろうか?」
「うん。」
寝室にいき。
「じゃ おやすみなさい。
おつかれさま」
「おやすみなさい。
おつかれさまでした」
ベットにはいり 眠りについた
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