第24話 スローライフ…有給

仕事が早めに終わった。

私は5日後のスローライフの

撮影に合わせ有給休暇と

リフレッシュ休暇をとった。


帰宅し着替えてから

夕御飯の支度を始めた。

今夜は鶏の唐揚げ、南瓜の煮物、

豆腐と野菜のさっぱり炒め、

三十穀米ご飯、

じゃがいもと玉葱のお味噌汁。


支度が終わり、お風呂掃除、洗濯物をたたみながらテレビをみてたら

颯大そうたからメールがきた。


(おつかれさま。今から帰るけど。。しんしょう

連れて行っていいか?)


(おつかれさまでした。

大丈夫だよ。)


メール送信……


テレビを消して 

おかずを大皿に盛り付けて 

テーブルに並べた。


15分後…ピンポーン♪


インターフォンで…颯大そうた達と確認してから玄関の鍵をあけた。


カチャ…


「は~い。お帰りなさい。

おつかれさまでした。」


「もも~。ただいま~♪」


「こんばんは。夜分にすみません。」


「こんばんは。ほんまにすみません。」


「いえ 仕事おつかれさまでした。どうぞ あがって下さい。」


「おじゃまします。」


「あっ!リビングに入る前に

うがいと手洗い するんやで!

我が家のルールやからな。」


「そうなんだ。良いルールやね。」


「ほんまだね。」


颯大そうたが しょう

しんに言ってくれて内心 

よかったと思うもも。


手洗いとうがいをした

3人がリビングにはいり


しょうしん

適当に座ってや。」


「ももちゃん 腹減った。

やった~、唐揚げ♪」


子供のように喜ぶ 颯大そうた

それをみて笑うしょうしん


しょうちゃんとしんちゃんも食べていって下さいね。」


颯大そうた向こうに

運んでくれる。」


りゅうがリビングの

テーブルに料理を運んでると


しょうちゃん 

俺達も手伝おうよ。」


「俺達の分まで気遣いありがとう

ございます。運ぶの手伝いますわ。」


しょうちゃんしんちゃん手伝ってくれありがとう

ございます。これを運んで

いただけますか?」


颯大そうた 

ノンアルコールビールもお願いね。」


「はいよ。あれ?3本?

ももは飲まないの?」


「今日は休肝日なの(笑)」


リビングのテーブルに運び並べ

全員 揃った。


颯大そうた

ビールをしょうちゃんと

しんちゃんに渡してくれた。


「お口にあうか わからないけど

どうぞ 召し上がって下さい。」


「いっぱい食べてや~。

美味しそうやな。いただきます

やっぱり美味しいわ~。」


「美味しそうやね。ビールまで。

じゃいただきます。うまいわ♪ 

毎日、こんな美味しいの食べてんや。」


「ビールもありがとう。

ほんま~美味しい。

でも…奥さん作るの大変だった

でしょう?」


「お口に合ってよかったです。

いや…いつも通りに作っただけなの。」


「俺とももちゃんが 食べるからな(笑)」


「そうなんや~(笑)」


「奥さん 颯大そうた

聞いたんやけど

スローライフの視聴者応募に

当選したんだよね。大丈夫?」


「うん 俺もそれ心配してん?」


「私も心配だけど誰とペアになっても仕方ないと思ってるよ。」


「そう思ってるなら大丈夫や。」


「ご飯美味しかった。ごちそうさま。」


「ほんま美味かったわ。

ごちそうさまでした。」 


「全部食べてくれてよかった。」


ワイワイと賑やかでみんな楽しそう♪ももは食器を片付けてから

白湯を持っていって颯大そうたの隣に座った。


颯大そうた…聞いてええか?

奥さんとどこで知り合ったん?」


「あ~俺も気になってたわ~。

やっぱライブとかで?」


「いや…ロケ先で…。」


「へ~。その時に 奥さんはキズナの颯大そうたってわかってた?」


「その頃はキズナて何?颯大そうた誰?って思った(笑)

テレビで観てたしょうさん、有馬ありまさん、渡瀬わたせさんしか分からなかったよ。」


「じゃえ 颯大そうたが声をかけなかったら今はなかったんや。」


「せやな。あの時に声かけて

よかったわ~~♪」


「運命的な出会いだったんやね。」


「それじゃ この変で失礼しますわ。なあ しん。」


「そうやね。ご飯美味しかった

です。ごちそうさまでした。」


「いいえ。気をつけて帰って

下さい。」


「気をつけて帰るんやで。」


しょうしん

帰って行った。

    

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