第115話 機嫌の悪い不平屋がポジティブになる過程

ある”事件”が起きて、それには賛否両論があったとする


賛成という意見で反対という意見がある時点で、真実とか正解なんてものは、多面体で多元的だと知るべき


Aの主張をBが批判し

その批判に同調し、Aそのものや、Aのそれまでの功績を全否定するような発言をSNSで表明するような輩は大概無能である


無能とは馬鹿だと言っているのではなく、まだ、馬鹿の方がましだと言っている


馬鹿を馬鹿にしてはいけない

馬鹿でもなく、馬鹿にもなれず、自分が馬鹿ではないと思い込んでいる輩に付き合うことほどバカバカしいことはない


つまり

馬鹿に馬鹿と言って何が悪い?

いや、馬鹿って言った奴が馬鹿なんだよ


このレベルの会話しかできない輩を無能と言っている


さて、無能に隠れて、無能を装って他者を攻撃することをよしとしている輩もいる


これを下衆という

無能と下衆が騒いでいるところに、どうして真面目に相手をしなければならないのか


否、放置してはいけない

こういう輩が何をしでかすのか?

魔女狩りという人類の黒歴史に目を背けてはいけない


何事も、あったことを無かったことにはできないのだから


人は、無能(判断しない)と下衆(無能を利用する)によって、人を生きながらに焼いたり、水に沈めたりできる生き物だということを、忘れてはいけない


そして権力と無能と下衆が結び付くと十字軍になる

コンプレックスはゲシュタポになる


人類は次に何をしでかすのか?

僕が”人類は滅びる”と予測するのは、そのあたりなのだけれども、それでも人として生まれたからには、抗うべきなのだ


愛も優しさも求めて得られず、与えてこそ満たされる

あなたの両親がそうであったように

あなたの兄妹がそうであったように

あなたの隣人がそうであったように

あなたの友達がそうであったように


そのいずれも顔が浮かばないというのであれば、何かを改める必要がある

それは周りの誰かではなく、自分自身なのだと、僕は思う


それはなぜなのか

あなたなしでは、世界は存在しえず、世界がなければあなたの存在を証明することはできない

他人とは即ち、あなたの世界を映す意志ある鏡であり、あなたはその嘘を見破り、真実を映し出す鏡を避けてはいけない


鏡よ、鏡、鏡さん

世界で一番美しいのは誰?


では、また次回

虚実交えて問わず語り

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