第2話

いつも通りの戦いを終えて

集合場所となっている神社の中へ入り

反省会を開くのがいつもの流れ。


「雷茄、もう少し速く動いてよ」

水夢が注意点を出す


「あのねぇー…私は風華とは違うの!

そんな速く動けるわけないでしょ?」

雷茄がプンスカと拗ねながら言う


「あはは…だけど前より速くなってるよね」

風華は雷茄にそう言った


「ほんとっ!」

目をキラキラさせて言う雷茄


「うん。凄く速くなってる。この調子だね!」

風華は優しく微笑む


「うん!風の巫女に言われたら

やる気が出るよ!」

雷茄はニコニコとしている


「全く…風華は雷茄に甘え過ぎよ」

水夢がそう言った


「そうかな?」

はて?と顔をする風華


「はぁー…ヤレヤレ」

水夢は呆れてしまった


「まぁまぁ、やっと今日の分は

終わったんだし、ゆっくりしましょうよ」

花杏はニコニコとしている


「ま、そうだね」

水夢も同意する


「うんうん!」

相変わらず雷茄は元気であった


ーこの4人の中で1番早く巫女になったのは

風の巫女―風華だ。


小学3年の時に、巫女として目覚め。

人の憎悪に立ち向かって行った。


その次の年、風華達が4年になった頃

水夢達が巫女として目覚めたのだ。


その実力、経験は彼女達の持つ

杖の長さで分かる。


風華は自分の身長よりもやや高い杖で

水夢は自分の身長よりもほぼ同じくらいの杖で


雷茄は自分の首くらいの杖で

花杏はロッドくらいの杖の長さだった


風華の杖の長さをイメージするなら

死神の持つ鎌をイメージするのが

1番近いだろう


ーーーー


「うはぁー。疲れたー!」

雷茄はそう言って机にあごを置く


「ま、仕方ないよな!」

水夢はまだ元気そうだ


「パウンドケーキ、焼けたよ」

花杏がお皿とティーカップを持ってくる


「お!美味しそう!」

水夢はジーッと見ている


「相変わらずの食い意地だなー。」

風華は自分の座っているところに

今しがた置かれたティーカップを

手に取り、紅茶を飲みながらそう言った


「むっ!美味しいぞ、コレ!」

と、水夢ははしゃいでいる


「美味しいー!ハワワ―」

と、幸せそうに頬張る雷茄



「あはは…(汗)」

と、風華と花杏は苦笑いをする



何気なく続くこの日常。

彼女達の進んでいる道は


とても険しいもの。

決して、優しい道のりではないのだ。


いつ、何処で、何日に”死んでしまうか”

それが分からないのは誰もと同じだが


彼女達はいつも、いつまでも

”死”と隣り合わせなんだ。


そんな彼女達は、今日も―

変わらぬ道を進んでいく―


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4人の巫女 舞華 @Huuka42413

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