弓張月〜為朝英雄異伝・大蛇〜 野林緑里様

「この街に唯一デイリーヤマザキがある場所を知ってるか?」


 Kくんに聞かれましたが、私は答えられませんでした。


 正解は、近所にある総合病院の中でした。


 どうして知っているかと聞いてみると、


「その病院が、俺の生まれたところだったからさ」


 その晩、私はドラえもんの「僕の生まれた日」を見返して、とりあえず号泣しました。


 勢い余って、自分はどこで生まれたのかを母親に聞いてしまいました。


 近所の産婦人科だったそうです。


 いえオチは特にないんですが、ちょっとしたエピソードがなんかいい。


 なんかいい!(繰り返し)


















 弓張月〜為朝英雄異伝・大蛇〜 野林緑里様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884777842


 最近こないとか言ってたら特殊です(フラグ回収)。


 内容はMです。


 これはひどいことになりそうな予感……。













 時は平安末期。


 源氏と平家が台頭する戦乱の世の真っ只中。とある辺境の地にて、水神様と呼ばれる大蛇が人を襲う事件が起きた。


 源家の八男。遊女との間に生まれた為朝は、大蛇を討伐せんと立ち上がった。


 肥前国松浦郡を治める後藤家の長子・高宗、道中で出会った層の行慈らと共闘し、大蛇に戦いを挑んだ。


 巨大な体で人をも丸呑み、炎を操る巨大な力に、一同は苦戦を強いられる。


 大蛇を倒し、平和を手に入れるために敢行した作戦とは。


 大蛇に挑む、英雄としての物語が幕を開ける。













 為朝の奥さんである白縫がとてもいいですね(第一声)。


 一国の姫でありながらも、優雅な佇まいとはかけ離れた、武を持って生き様とするその心根。為朝に対して勝負を挑んでいく勇ましさが好きです。


 もっと攻めてください←さっそくひどい。


 歴史物は馴染みが薄いのですが、知っている名前が出てくるとなんだか安心します。平安の情勢や時代考証などを必要とするジャンルなので、きちんとした知識が物語内に散りばめられています。


 ああ国の名前も知らない。そして歴史を習ってしまっている私には、平家って時代の敗者たるイメージしかないのですが、平清盛が恐れられていたという史実に感銘を受けました。私は何も知らない醜い豚野郎でした!

 すいませんありがとうございます!


 為朝は基本的に豪快で自信満々です。時代を変えてみせると意気込んで、実際に戦を収めるほどの強者であります。


 いいですよこの正統的なヒーロー感。現代に生きている私なんぞ片手で捻り潰されそうです。そうですそうです、できる限り傷にならないように、けど継続的に痛めつけてくださいいいいい。


 しかしそう簡単には行かず、大蛇の前に幼い頃から兄のように慕ってきた家季がやられてしまうことで、為朝は今までの自信を失ったりと、物語のメリハリもきいています。


 ちくしょう、私はこのように詳細な下調べが必要な物語は今のところ書けない。悔しい、けど感じちゃう。


 ハラハラさせられる歴史ロマンの物語もいいですね。

















 けどですね、やはり言うことはあるもんだ。


 この物語はちょっと、











 誤字が多いんじゃ。


 前もどこかで書いていると思いますが、物語にのめり込んでいる時に「あっ、ここ誤字だ」って意識を引き戻されちゃうと、気持ちが萎えちゃいます。


 人間完璧ではないので、誤字はどうしても付き纏います。私もしょっちゅう誤字脱字しますし、この紹介内でも誤字脱字しまくりでしかも直そうと思って忘れて放置しているところがかなりあります。


 ああいいですね。感想を言いながら自分も責められるなんて、効率的ですね(セルフSM)。


 海が広がっぃたは流石に笑みが。


 誤字脱字があること自体は仕方ないのですが、量が多すぎたので、もしかしたらアップした後に作品を見返していないのではないかとすら思ってしまいます。


 私は多分案外見返す方だと思うのですが、それでも先入観でこれは合っていると思ってしまうので、他人の目は必要です。


 ちょっとだけなら仕方ないのですが、誤字が多すぎることで作品の質が下がってしまうことはとてももったいないです。


 あとは導入部分にモチーフとした『保元物語』より抜粋した文があるのですが、これは賛否両論だと思いました。


 なんというか、一番最初に読む文章こそ、作者の色を塗り出せるチャンスだと思うんですよ。


 記念すべき一話目を他人の褌を履くことって、もったいなくて感じてしまいます。


 元ネタがあるからこそどこかしらで出すのもいいですが、ぜひともその魅力を自分の言葉で語って欲しいと思いました。


 まあ遠藤としても、書く際に苦手な部分の第1位は導入部だったりするので、ざっくりブーメラン刺さってきますね。痛きもちいい……(恍惚)。




 特に物語で力を感じたのは四話目で、源為朝と白縫のことが語られています。


 ここすき。


 為朝の豪放な性格と、きついけれども為朝に愛と対抗意識を燃やしている白縫とのやりとりが気に入りました。ここの話が冒頭にあってもいいくらい、この話は飛び抜けて力を感じました。


 ああこういう文書けるなんて羨ましいけれど打ちひしがれる感覚があああああ(ゾクゾク)







 ビクンビクン









 4614000










 はい。


 Mとか普段の私とかけ離れたキャラを演じると疲れますね。


 知っていると思いますが、私はSです。


 くじひきます。













 最期の秋 ああだこうだ様


 三国志後の中国のお話とは、歴史物が続きますね。


 読み進めます。











 次回予告












 最近の悩み














 100円ローソンで毎回ドクターペッパーを買ってしまうこと(中毒)

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