ひかりをこえて 宵待なつこ様

 軽い気持ちで始めたことが、後々になっておおごとになったりすることはあるものです。


 物語本編を書く前の、前哨戦としての短編とか(想定の倍以上)。


 感想を言うときのキャラクターくじとかね!(後悔)







 ひかりをこえて 宵待なつこ様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883898055


 普通を引いてほっとしてます。


 事故にあって意識不明状態となっていた少女が目覚めたのは三年後でした。


 両親もその事故で亡くなっており、天涯孤独となった少女。


 さらに運命の悪戯か、起きていられるのは、奇跡的に薬が効いている三時間だけ。


 もともと厭世的に生きていた少女は、人生の大半を奪われるといった悲劇の渦中へと落とされる。


 なかなか鮮烈な設定の欲張りセットだと思います。焼肉を食べながらお寿司を食ってるような気分です。


 ここまで思い切った設定であるため、非常に文章の力が必要になります。設定だけ気合入っているのに、肝心の文章がスカスカでは、設定を活かしきれない危険性があります。


 しかし、物語の雰囲気を如実に表すような、素晴らしい文章だと私は思います。年齢にしては大人び過ぎているかなとは感じますが、水泡の中に濁りを加えたような綺麗だけど影もある文はとても良いと感じます。


 ノイズの少ない街である。こういった点はおそらく後々に生きてきて、鉄塔などは活かされるはずです。きっと伏線として←言っていいのか? 私が勝手に思っているだけだからギリセーフで。


 転校を繰り返してきた境遇の中で初恋が芽生え、これからの別れに寂しさを募らせた時、巻き起こる悲劇。


 おそらくまだ見えない部分で非日常的な壮大さが徐々に顔を出す予感を感じています。作者様の好みから推測すると、絶対この後盛り上がると期待してしまいます(お前が何を知ってるねーん)。




 物語の内容についてをケチつけることは出来るだけしないようにと心がけています。展開が気にいるかは好みの問題なので、どのような展開にしても作者様の自由だと思うからです。


 なので展開でなく、展開の順番が惜しいと感じます。


 少女の藤崎と少年に宗澤の両人の視点があり、数話ごとに入れ替わり出来事について語られる形式です。


 タイムディファレンスとタイムディスタンスというタイトルで分かれているのですが、交互にしてしまう形式が勿体無いと思います。


 とある出来事に対して、二人の視点からかたることで、出来事への理解はより深まると思います。


 ですが、交互に訪れることで時間の補完は出来るのですが、この設定の物語であれば、補完は後にした方が気になるように思います。


 4万字ほど現在の物語が語られていますが、現段階ではおそらく訪れる大きな展開がまだ起こっていません。気にはなるけどまだ何も起こらないのかと思ってしまいます。


 あえて片側の事実を伏せたままで藤崎の物語を進めて、わからない事実を残しながら次の宗澤の話でもう一方の視点で謎を語る。思いも語る。この物語に関しては、そのような形をとったほうが飽きさせずによりおもしろくなるように感じてしまいます。


 かなり上等な素材を用いた、調理が難しい物語だからこそ丁寧に描かれている様子は伺えます。


 ですが、展開として進んで欲しいという思いもあります。


 そして起きた事態になんらかの決着が着いて『わからないところがあったなあ』と感じてもう一方視点で解決すれば、それはもうパーフェクトだと思います。


 まああくまで一個人の感想、ですよ。


 ならやってみろって?


 ふふふ、できてたら今頃文豪デビューですよまいったか←まいるか。










 67万






 さてくじを引きますか。





 フンフンフフフーンフンフフフーン








 いつか探した私の答え まるまじろ様


 死を迎えた少女がどうのこうのと。


 感動を期待させる感じですね。


 泣く準備でもしておこう(ティッシュをそっと)。






 次回予告








 次回を予告できたこと、なくね?


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