監査終了

 家裁から封書が届いたので、もしや事務報告に不備があったかなぁと、びびりながら開封したら、監査終了の知らせでした。

 これで無事に終了。報告は年に1回なので、来年の9月まではまた出納を管理しながらの生活です。

 父がどれだけ頑張れるか分かりませんが、来年の報告までは無理なんじゃないのかなと思いつつ。


 私が同居嫁で義父母を看取っていること、現在は両親の為に日々多忙にしていることを知ると、たいていの方から「ご苦労ね」「大変ね」と声を掛けられます。


 大変ね、には「まぁ、それなりに大変ではあるかな」とは思うのですが、苦労ね、には「何が苦労なんかな?」と考えます。


 同居というだけで苦労と思う人、看護介護してるのが苦労と思う人。その苦労ねという言葉の裏には、たぶん「自分はそんな生活をしなくて済んで良かった」という気持ちもあったりするのでしょうか。


 苦を苦と思えば苦になるだろうけれど、苦と思わなければ苦にならない。

 苦を苦にするのは、結局、己れの心なんだと思っています。

 だから私は大変だなと思っても、苦とは思わない。老いる親を看るのは、これから老いていく自分を考えていくには、とても大事なことだと感じているのです。


 生きるとは、どうあるのか。


 私が私の命を生きるということは、どういうことなのか。


 生ける屍と嘲笑われた過去を持つ私にとって、生きること死ぬことを教えてくれる存在は、とても有り難いと思います。

 そこから生まれる喜怒哀楽を、どう昇華していけるのか。


 とりとめなく考えながら、今日も1日が終わります。



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