第132話 娘達とキャンプ? (18)
おじさんである儂の冗談ではなくて、本当に二人の間で争いが始まりそうな予感がするから。
「あ、あの~? 舞君とシルフィー君もそろそろ、お互いが睨み合いをする行為をやめたらどうかなぁ~?」
まあ、儂自身最初は、こんな感じで、二人の少女へと穏やかな声色で、お互いが、『ガンのつけあい! とばしあい!』をする行為をやめるようにと諫めたのだ
。
でッ、その後直ぐに二人へと──。
「せっかくの長旅だから、二人とも仲良くいこうやぁ~。なぁ~? その方がみんなで仲良く旅ができて面白いと、儂は思うのだがなぁ~?」と。
自身の跨る馬上の上から、睨み合いを続ける少女二人へと優しく。両方を交互に笑みを浮かべながら、少女二人の機嫌をとるように告げたのだよ。
昨晩儂の寝所で争い始めた。エリカやすみれ、セリカ……あにゅーと、自身の妃達の機嫌をとった時のようになだめながら優しい声色で告げたのだ。
すると二人の少女は、王である儂に諫めの言葉を素直に聞く訳はないか……。
何だか? 昨晩の儂の妃達よりも機嫌が悪いといか?
王である儂へと不快感をあらわにした表情で。
「王さまは黙っていてください~! これは私と舞との問題です~」
「えええ~。そうですよ~。皇帝閣下~。これは僕とシルフィーの問題ですから~。特に僕もシルフィーも、お互いが自分の家の将来を背負い。皇帝閣下の身の回りの世話……。寵愛を受ける事ができるようになる為にと。この場に馳せ参じているのですから、お互い引く訳にはいきません……。そうでなくても? 僕達三銃士の一人であるローラが、皇帝陛下の寵愛を受ける権利を得ているのに。僕は未だ皇帝陛下から見の周りの世話や寵愛を受ける権利を受けていないので。このままでは我が家に帰還する事もできません。僕の両親に叱られます。だから少しでも皇帝陛下に僕自身を認めてもらい。可愛がっていただけなければならないので。僕とシルフィーの争いの件は放置していてください。直ぐに終わらせますから~」と。
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