第58話 異世界からの電話? (19)

 儂は今か彼女に話した通りなのだが。仮に今スマートフォン越しで話しをしている女性が。儂が数年前にプレイをしていたネットゲームの中のヒロインキャラクターであるセリカだとしよう?


 でもね、儂は、彼女のことも自分の妻だと言っては愛し愛したよ。セリカの言っている通りでね。


 でもさ、儂が先程から何度も彼女に言っている通りで、セリカと儂は直接逢い。肌と肌の触れ合い、交じり合い、重ね合いなどしてはいないし経験もないのだよ。


 まあ、儂が睡眠をしている間に、よくある十八禁仕様のマンガや小説……。怪談話しみたいに。寝込んでいる儂に馬乗りになり、一人で頑張っていれば、セリカちゃんが妊娠することも可能かも知れぬが?


 多分? そんな摩訶不思議な出来事はなかったと、儂自身は思うのだが? と、思っていると。


「(その手があったね~? パパ~? セリカは、そのことは思いつかなかったよ。パパ~。それならば、セリカの火照った欲情を抑えることもできたよね~。う~ん、何で、その時には思いつかなかったのだろう~?)」


 セリカは儂が、自身の脳内で色々と思案をしていたらこんなことをいきなり告げてきた。


 と、なると? やはり。ネットゲームの儂嫁、セリカなのか?


 でも、セリカの言う通りならば、夜な夜な儂の生気を吸い上げにきたわけでもないから?


 彼女はいつ妊娠をしたのだろうかも、儂自身興味があるが。セリカが火照った自身の身体を癒すためにどうしたのかも、儂自身少々気になるのだが?


「(あああ~、それはね? パパ~? 只ひたすらセリカが自身で火照った身体をおちつかせただけで。パパに言えないような悪いことや。パパみたいに自分で自慰行為もしていないから大丈夫~。(うふん~))




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