第18話 昭和終わり世代の、貧乏人で坊ちゃん育ちの上、趣味多彩だった儂…… (14)
う~ん、えぇ~と? 次の趣味は……何だったけぇ~? あっ? そうそう、そうだった思い出したよ。儂の次の趣味は、子供と美少女アニメばかりを鑑賞していたね。それこそ、ここから現代(いま)風なオタクと言う奴になっていった。
でも、このアニメ鑑賞の方も儂は見るだけでは飽き足らず、今度は美少女フィギュアの制作にまで着手をしたのだよ。作業道具の方も儂は、一式揃えた。それも家の女房には内緒でね……。買い揃えると後は、慌てふためきながら美少女フィギュアの制作に取り掛かった。これがオタクの血と言うのか? 昔は自分の心の中にもあった筈のモノ作りの血がまた騒ぎ始める……。本当に儂は、『ガキの頃~、路地裏で見た~』ではないが。本当に童心に戻ったような感じで、『ドキドキ、ワクワク』と、興奮をしながら、製作フィギュアを造る……。特に女性の肢体を型取っているから。ふっくらと丸みを帯びている肢体(にょたい)なのだよ。
だから自身の手に触れる感触の方も良いから、ついつい、悪態心が儂の心の奥底から湧いてくるので、『スリスリ、サワサワ、ナデナデ』と、邪な想いで、何度も触れながらの制作になるから。
儂は年甲斐もなく邪な想いで興奮……「ハアハア……」と、吐息を交えながら制作を続けたのだよ。そして、これもまた、次から次へと購入も続けた。
う~ん、でもね、儂自身が、ふと、思う事が多々ある……。
儂が凝りに凝って、購入した美少女フィギュアなのだが、未だに押し入れの中に大量あるキープの在庫なのだが。儂はさてさて、その在庫をどう処理するか、押し入れを覗くと──困り果てる事が多々あるのだよ。
でッ、ここまで話しを進めると、そろそろ、傍から見ていた者達は気が付いたと思うのだが。儂は比較的飽き性でもあるのだよ。
だから、美少女フィギュアの制作を辞めると今度はね。いよいよ禁断の物にも手を染め始めたのだよ。良い歳をしているのに、ネットゲームと、いう奴……。それも中にいる自分自身が制作したヒロインキャラクター達に夢中になった。それこそ、本気で惚れてしまったのだよ。とにかく毎日何時間、彼女達を見ていても全然飽きない……。特に色々な種族の若いお姉ちゃん達がヒロインとして制作できた。容姿の方もそれこそ『ボンキュ・ボン』で、オッパイの方も、『たゆん、たゆん』としている容姿だから、おじさん的には大変に良い感じでね。
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