Day11 📖【総角】ふた぀の恋のゆくえ

 皆さた、こんにちは。むケメンツヌトップ、ダブル䞻挔の薫くんずにおちゃんの恋の行方がいよいよ です。ご䞀緒に芋届けにいきたしょうね。

 ちなみにこの第四十䞃垖のタむトル「総角あげたき」は組玐で䜜る装食品です。倧君ちゃんが亡くなったお父さんの法事に䜿う仏具などの食りを䜜っおいお、その本の長い玐を䜿っお䜜る「総角あげたき」に薫くんが自分の想いをのせお詠んだ歌から巻名になりたした。「ずっず結ばれおいたい」「い぀たでも䞀緒にいたい」そんな気持ちかしら


 さあ、では『源氏物語』に出かけたしょ。


 今日は内容が盛りだくさんなので少し長めのトリップです。お疲れになったら䌑憩したしょうね。これですか 千枚挬けです。京野菜の聖護院かぶらを䜿った京郜ならではのお挬物です。お煎茶も淹れたすね。ぶぶ挬けにしたす あ、京郜の郜垂䌝説「ぶぶ挬けでもどうどすそろそろ垰っお」ではありたせんからね。今どきそんなこず蚀わないでしょうしね。


 話が逞れおしたいたした。『源氏物語』に行きたしょうね。



✈✈✈

【超蚳】源氏物語 episode47 恋の終わりず恋の始たり

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881684388/episodes/1177354054886931584


 第四十䞃垖【総角あげたき】 宇治十垖

 薫 歳 匂宮 歳

 倧君 歳 䞭の君歳

 倕霧 歳 明石䞭宮 歳



 ―― 薫の想い、倧君の気持ち ――

 八の宮の䞀呚忌が近づいおきお、䞖間慣れしおいない姉効に替わっお薫が法芁の準備を仕切っおあげるの。薫はこれからのこずを倧君に話すんだけど、倧君は薫ずの結婚なんお考えられないの。宇治の山荘で亡くなったお父さんを偲んで生きおいく぀もりみたいね。けれど若い䞭の君は結婚させおあげたいっお思っおいるの。


 薫ず倧君の恋愛関係はちっずも進展しないのね。

  総角あげたきに 長き契りを 結びこめ 同じずころに 瞒よりも合はなん 

長い玐で䜜った総角あげたき組玐で䜜った食りみたいにずっず長く䞀緒にいたいんだけどな


 薫がこんな歌を詠むず倧君はたたい぀ものね、なんお思っちゃうの。

 貫ぬきもあぞず もろき涙の 玉の緒に 長き契りを いかが結ばん 

玐でなんか繋げないもろい涙なのにどうやっお食りなんか䜜れるのかしら将来なんおお玄束できないわ


 ツレナむ倧君の返歌に

「䞀緒にいられないなら僕は生きおいけないんだよ」

 そんな颚に薫は぀ぶやくの。


 倧君は自分のこずから話をそらすように匂宮ず䞭の君のこずを話し始めるの。

 その倜遅くなっお人が少なくなったのを芋蚈らっお薫はふたりのあいだにあった屏颚を抌しのけお埡簟の内偎に入っおいくの。倧君は驚いお逃げようずするんだけど、薫が衣服の裟を぀かんで口説き始めるの。倧君は薫を信甚しきっおいたのにこんなこずをされお泣いおしたうの。だから薫もそれ以䞊無理匷いをするこずはしないでふたりで倜を明かすの。


「急に思い立ったんじゃないよ。もうずっずあなたのこずが奜きなんだ。あなたの気持ちが僕に向いおくれるのをずっずずっず埅っおいるんだ。どうしお受け入れおくれないの」


 倜が明けお露に濡れた秋草が朝日をうけお光っおいるの。その景色を眺めおいるふたりはずっおも優矎でいい雰囲気なの。


「こうやっお同じ気持ちで月や花を䞀緒に眺めたいんだ」

 薫がそう蚀うず

「こんな颚に盎接お顔を合わさないでいられるのなら、隔おない心でお付き合いできるのに」

 倧君の返事はこうだったの。


 朝になっお薫が垰っおから倧君は自分はやっぱり独身で通そう、薫は父も認めおいたから䞭の君ず結婚させようず考えるの。それから眠っおいる䞭の君のずころに倧君は戻るんだけど、薫の移り銙が倧君から銙っおくるから、䞭の君はふたりは恋仲になったっお思っちゃうのよね。



 ―― 迫る薫、かわす倧君、戞惑う䞭の君  ――

 䞀呚忌が終わっお、薫が宇治に通っお来おも倧君は䌚おうずもしないの。薫の結婚盞手には䞭の君がいいっお倧君は思っおいお、䞭の君にもそれずなく結婚話をするの。でも䞭の君は倧君ず薫が付き合っおいるず思っおいるし、自分は結婚しないで宇治で暮らしおいくっお決めおいるから薫ずの結婚話は玍埗できないのよね。


 そっけない倧君の態床に薫は匁の君出生のヒミツを離しおくれた女房に協力しおもらっお姫君の寝宀に案内しおもらうこずにするの。倧君ず䞭の君は䞀緒の郚屋なんだけどね。でも人の気配に気づいた倧君が寝宀から逃げ出しちゃうの。そのあずで寝宀に䟵入した薫は䞭の君ず察面するこずになっちゃうの。かずいっお「あなたじゃないです。間違えたした」ずいうワケにもいかなくおそのたた話をしお倜を過ごすこずになるの。

 䞭の君は倧君が話しおた結婚話はこのこずだったんだわ、お姉さたが仕組んだこずだったのね、ず傷぀くの。薫も僕は倧君にこんなに嫌われおんの っお萜ち蟌んで匁の君に愚痎っお垰っお行ったの。



 ―― 匂宮の電撃婚 ――

 ぀れなくされおも、どうしおも倧君のこずが諊められない薫なのね。手玙や和歌を送りながら悶々ずしおいるみたい。だったら先に匂宮ず䞭の君を結婚させおしたえば倧君も自分ず結婚しおくれるんじゃないかっお考え始めるの。


「今床宇治に行くずきは絶察にオレも連れおけよ。ひずりでフラむングすんなよ」

 匂宮は薫にそう䌝えるの。

「キミは惚れっぜいからね。䞭の君が傷぀いたら可哀想だからね」

 たるで䞭の君の保護者みたいな薫なの。

「芋おろよ。これは本気の恋なんだぜ」

 匂宮が真面目にこう蚀うの。そうしお薫も匂宮を宇治に連れお行く䜜戊を考え始めるの。


 宇治たでコ゜コ゜通っおいるのがお母さんの明石䞭宮にバレないように匂宮は薫ず䞀緒にこっそり郜を抜け出すの。山荘に到着しおもたずは薫だけがお屋敷に入っお、匁の君に「倧君に話がある。そのあずで䞭の君のずころに案内しおほしい」っお取次を頌むのね。

 倧君は薫が䞭の君ずの結婚のこずを承諟しおくれたず思っお薫ず察面するの。でも薫は䞭の君ず結婚する぀もりなんおなくおたた倧君のこずを口説くのね。そのころ隠れおいた匂宮が薫のふりをしお匁の君に䞭の君のずころたで案内させお、圌女の寝宀に䟵入するの。


 薫の䜜戊を嘆く倧君なんだけど、薫はたたその倜も倧君ず深い仲にはならないで話をするだけで朝を迎えるの。

 そんな薫ずは察照的にすぐに男女の仲になっおしたった匂宮が朝になっお䞭の君の寝宀から出おくるので、女房達は䜕が起こったのか飲み蟌めないみたい。䞭の君もこれもお姉さたの仕組んだこずなの っお思っおいるみたい。倧君は䞭の君に蚀い蚳はできないんだけれど倧君は䞭の君ず薫を結婚させようずしおいたので、匂宮が莈っおきた埌朝の歌の返事は䞭の君にさせるのね。


  よの぀ねに 思ひやすらん 露深き 路みちのささ原 分けお来぀るも 

ありふれたこずだず思っおる こんなにタむヘンな想いをしおキミに逢いに来たんだよ


 その倜も匂宮は䞭の君のずころに通っおきたの。こうなっおしたっおはふたりの結婚を認めるしかないず倧君は思うこずにするの。匂宮は䞭の君の玠晎らしさにすっかり心を奪われお、将来を誓うの。䞀方、䞀線を越えずただ付き合っおいる状態じゃない薫はその日は宇治に行かなかったの。


 結婚の儀匏は日続けお通わなきゃいけなくお回目の朝に結婚の儀匏をするんだけれど、䞭の君の衣装や儀匏を薫が敎えおあげるの。

 

  さよ衣 着おなれきずは 蚀はずずも 恚蚀かごずばかりは かけずしもあらじ 

深い仲になったわけじゃないけれど、少しくらい恚み蚀を蚀っおもいいよね


 䞭の君のお祝いの手䌝いはしおあげるけれど、倧君が自分の気持ちに応えおくれないから少しむダミったらしい歌を薫は倧君に莈るの。


  隔おなき 心ばかりは 通ふずも 銎れし袖ずは かけじずぞ思ふ 

隔おない心はいいにしおも、慣れ芪しんだ仲だなんお蚀わないで


 匂宮は毎晩倜遊びしおいるらしいっおりワサを明石の䞭宮さたお母さんに咎められお結婚䞉日目の倜なのに倖出できなくなっちゃうの。倧ピンチの匂宮なんだけど、それでも薫が協力しお匂宮はなんずか宇治に行くこずができたの。今たでたくさんの女の子を芋おきた匂宮だけれど䞭の君の矎しさには欠点が芋圓たらないんですっお。䞭の君も䞉日目の倜も匂宮が来おくれお䞀旊はホッずするの。䞀緒に倜明けを迎えお郚屋から宇治川を眺めるの。


「これからあんた宇治ココに来られないかも。でもそれは心倉わりずかでは絶察ないからね。キミぞの愛は倉わらないからね」

「キミが䜏む家をオレん家の近くに甚意するからね」


 匂宮はマゞメにそう蚀うんだけれど、なんだか蚀い蚳がたしく聞こえる匂宮の蚀葉に䞭の君は「もう捚おられるの」っお萜ち蟌んじゃうの。

 明るくなっおきた䞭で芋る䞭の君は本圓に矎しくお敎った顔立ちをしおいるの。自分の方が身分も高いず思いあがっおいた匂宮だったんだけれど、それは間違いだった、䞭の君のこずをもっず知りたいし、もっずよく芋たいっお今たで以䞊に圌女に恋するようになるの。

 匂宮は艶っぜくお矎しいの。その匂宮がこの䞖だけでなく来䞖たで倫婊でいようず䞭の君に玄束するの。

 䞭の君にずっおは思いがけない結婚だったけれど、あのクヌルな薫ず結婚するよりはよかったのかもしれないわっお思い始めたみたいよ。


  䞭絶えん ものならなくに 橋姫の 片敷く袖や 倜半よはに濡らさん 

匕き裂かれるわけではないけれど、キミを䞀人にしちゃうから泣いちゃうかもね


 垰らないずいけない匂宮なんだけど、離れたくなくおこんな歌を詠んだの。


  絶えせじの わが頌みにや 宇治橋の はるけき䞭を 埅ち枡るべき 

あなたずのご瞁が切れたせんようにっお、あなたが来おくれるこずを祈っおいるわ


 悲しみをこらえながら歌を返しおくれる䞭の君に匂宮はたたグッずきちゃったみたい。

 䞭の君も匂宮が垰ったあずの残り銙に胞をしめ぀けられおいるの。い぀のたにか匂宮に惹かれおいたみたいね。女房たちも初めお芋る匂宮の姿にカッコいいだの玠敵だのず倧隒ぎだったのよ。

 匂宮は垰る途䞭も宇治に匕き返したいず思うくらい䞭の君に倢䞭なの。しょっちゅうは逢いに行けないから手玙だけは毎日送るこずにするの。



 ―― 前途倚難な匂宮の結婚生掻 ――

 月になっお薫が匂宮を宇治に連れ出しおあげるの。宇治でもふたりを出迎えおくれるけれど、やっぱり倧君は薫の気持ちには応えられないっお障子越しにしか話をしおくれないの。

 匂宮も無理をしお宇治に出かけおもたたすぐに郜に戻らないずいけないからツラむみたいね。あんなに「恋倚きオトコ」だった匂宮も今では䞭の君以倖に通っおいるずころもないみたいなの。六条院に倕霧の嚘の六の君はいるけれど、あんたり興味を持っおもらえないっおお父さんの倕霧は䞍満のようね。ずにかく匂宮は䞭の君オンリヌでどうやったら䞀緒にいられるか、そればかり考えおいるの。

 薫は火事にあった䞉条邞の再建が終わったら倧君を迎えようっお考えるの。


 月にも玅葉狩りを口実に薫ず匂宮は宇治に行くんだけど、明石の䞭宮さたが䜿いをよこしお倧げさな玅葉の宎にしおしたっお、匂宮が抜け出しおこっそり䞭の君のずころに行けなくなっちゃうの。匂宮もツラむみたいで山荘のあたりの色づいた暹々を芋お涙ぐんでるの。


  秋はおお 寂しさたさる 朚この本もずを 吹きな過ぐし 嶺みねの束颚 

秋が終わっお寂しくなる朚の間を束颚もあんた激しく吹くなよ  

逢いたくお逢いたくお仕方ないのにそんなに劚害すんなよ  


 お膳立おした薫も事情を知っおいる少数の人たちも、匂宮は本圓に䞭の君のこずを愛しおいるんだな、ここたで来おいるのに逢えないなんお可哀想にっお同情するの。


 山荘では近くたで匂宮が来おいるのに結局蚪ねおきおくれなかったから「もう飜きられたの」っお䞭の君も倧君も萜ち蟌んだの。



 ―― 倧君の歎き、そしお   ――

 芪がいないからこんな颚にカルく芋られおしたうんだわっお倧君はふさぎ蟌んで心痛のあたり病気になっおしたうの。


 䞀方匂宮も倖出犁止什が出おしたい、倕霧の嚘の六の君ずの瞁談が本人の意思ずは関係なく決たっおしたうの。明石の䞭宮さたに「気になる人がいるならそちらは愛人でいいでしょ」なんお蚀われおしたっお、薫もどうしたもんかず頭を抱えるの。匂宮は䜕を芋おも䜕をしおいおも䞭の君のこずを想い出しおいるみたいよ。


 倧君が䜓調を厩しおいるず聞いお薫は宇治たで出かけるの。埡簟ごしなんだけれど、身䜓が匱っおいる様子なので、薫は倧君を郜に匕き取ろうず決めるの。匂宮がなかなか通っおこられないこずも心倉わりではない、圌のせいではないず話すの。

 けれども匂宮の六の君ずの結婚の話が宇治にも䌝わっおしたうの。䞭の君は自分は立掟な奥さたが決たるたでの繋ぎの圹目みたいなものだったんだわ、これからわたしはどうしたらいいのかしらず悩んでしたうの。倧君はそのニュヌスのショックで具合がたすたす悪くなっおしたうの。そんなずきに匂宮から䞭の君に手玙が届くの。


  ながむるは 同じ雲井を いかなれば おが぀かなさを 添ふる時雚しぐれぞ 

同じ空を眺めおいるのに、こんなに逢いたいっお想う気持ちが時雚になっおいるんだ


 もう長い間匂宮に逢えなくお恋しく想っおいる䞭の君はこんな歌を返すの。


  あられ降る 深山みやたの里は 朝倕に ながむる空も かきくらし぀぀ 

あられが降る深里はあなたが眺めおいるずいう空も曇っおいるわ

時雚どころかあられみたいな涙を流しおいるからあなたが芋おいる空も芋えないわ


 匂宮のお母さんの明石の䞭宮も少しは譲歩しおくるの。

「あなたの将来のためにも暩力者である倕霧兄のお嬢さたの六の君ず結婚しなさい。その䞊で他に気に入っおいる人がいるなら偎宀にでもしなさい」

 でも暩力者の嚘を正劻にしお愛する䞭の君を傷぀けたくないっお匂宮は抵抗し続けおいるんだけれど、䞭の君偎には䌝わらないこずで匂宮も䞭の君もツラむ状況になっおいるわね。



 ―― 薫ず倧君の恋の結末   ――

 十䞀月になっお薫は倧君のお芋舞いに行くず、随分ず匱っおしたっおいるの。匂宮の結婚の噂で衰匱しおしたったっお女房の匁が話すの。

「どうしおこんなになるたで僕に知らせおくれなかったんだ」

 薫は仕事もそっちのけで぀きっきりで看病しお、阿闍梚たちにも祈祷をさせるの。薫はそっず倧君の手をずるの。

「声だけでも聞かせおほしい」

「もう逢えないで死んでいくのかず思っおいたの」

 倧君がやっずの声でそう蚀うの。

「そんなに埅っおいおくれたの」

 薫はしゃくりあげお泣くの。暪になっおいるずころに薫が付き添っおくれるから倧君は恥ずかしかったんだけれど、今たで無理に䞀線を越えようずはせずに誠実でいおくれた薫に友情のような愛情のような気持ちを倧君は持っおいたみたいね。


「こんな颚にわたしは短い呜の予感があったからあなたの気持ちに応えられなかったの。だからあなたず䞭の君に結婚しおほしかったのよ」

「それなら悲しい思いばかりするのが僕の宿呜だよ。僕はあなた以倖のだれずも結婚する぀もりなんかないよ」

 そしおずうずう倧君は亡くなっおしたったの。


  おくれじず 空行く月を 慕ふかな ぀ひにすむべき この䞖ならねば 

遅れないようにキミのあずを远っおいきたいよ。キミず氞遠に過ごせるのはこの䞖ではなかったんだから


 呆然自倱の薫は宮䞭に参内もしないで宇治に匕き籠るの。あのマゞメでカタブツの薫がそこたで萜ち蟌むんだからどんなに玠晎らしい女性だったんだろうっお郜ではりワサになっおいるみたい。


  恋ひわびお 死ぬる薬の ゆかしきに 雪の山には 跡を消なたし 

恋わびお死ねる薬が欲しいから雪の山に入っお行っお跡を晊たしおしたいたいよ


 薫の悲しみが癒えないたたに時は月になっお、ある雪の倜に匂宮が銬で宇治に駆け぀けるの。これたで来られなかったこずを䞭の君に謝っお、なんずかご機嫌をずろうずするんだけれど、䞭の君は簡単には蚱しおくれないみたい。

 薫は郜に戻るこずにしお、匂宮は䞭の君を自宅の二条院に迎えるこずを決心するの。




  おくれじず 空行く月を 慕ふかな ぀ひにすむべき この䞖ならねば 

  恋ひわびお 死ぬる薬の ゆかしきに 雪の山には 跡を消なたし 

 薫が亡くなった倧君に莈った歌



 第四十䞃垖 総角あげたき


✈✈✈

 お疲れ様でした。ふたりの恋の行方は察照的でしたね。薫くんの恋は悲しい結末を迎えおしたいたした。倧君ちゃんもね、薫くんのこずキラむじゃなかったず思うんです。幞せになれたであろう恋だったのに。ずっおも残念な終わりを迎えおしたいたしたね。


 そしおにおちゃん。こちらは平安のスタンダヌドずもいえる「電撃婚」でした。におちゃんも初めお芋る䞭の君ちゃんに惚れ惚れし、䞭の君ちゃんも䞀緒にいるずきは溺愛しおくれるにおちゃんに想いを寄せるようになりたしたね。ただ気になるのはにおちゃんの「オンナぐせの悪さ」「気の倚さ」ですよね。


「䞭の君ちゃんを幞せにしおあげなさいよ」

 背䞭をドンっず叩いお叱咀激励したい気分です。

「䞭の君ちゃん泣かせたらただじゃすたないからね」

 ハリセン持っお芋匵っおいたい気分です。


 今回が第四十䞃垖。源氏物語は党五十四垖です。残り巻で「宇治十垖」はどう展開しおいくでしょうね。ただただ物語は続きたす。To be continued!!


 だから明日も『源氏物語』に行こうね ねっ


『第匟源氏物語ツアヌ源ちゃんツアヌseason』Day11に来おくださり、どうもありがずうございたす。


 ✚明日の予定

 Day12 🔖あれ、デゞャノ

 集合時間あれはたしかあの日あのずき

 集合堎所たしかあの堎所

 備  考どこかで聞いたこずのある話かも


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