第127話 狂化Ⅱ

 流石に敵味方関係なく攻撃したのはまずかったか。いや、むしろ、行きてるかさえ怪しい所である。まだ1分ぐらいしか経ってないが、うまくいけば解除も可能だ。

 そのまま地面に降り立ち、煙の中をただ見渡した。動きを止める所や、腰が引けた者まで多くいた。ただ、まだ戦っているのもちらほらといるが、傍観としてる者の方が多かった。


「これは少しやり過ぎたか・・・」


 その時、真横から剣を突き刺そうと突っ込んできた。右手に持っていたもはや剣として使い物にならないが、それで防いだ。


「前言撤退・・・それでもまだ立てるか」


 彼女の体は既にボロボロであるが、気力だけはある。それに加え、力も増している為、少し油断すると弾かれそうであった。


「あんな隠し玉を持ってるなんて・・・ここで始末しておかないと、今後私達の驚異になる」

「隠し玉か・・・。そう取るなら取ればいい。それに私はここでやられるわけにはいかない」


 そのままこちらが押し返した。レオネードは後ろへと下がったが、スターブレードの効力が残っていたので、それを全て使い、魔力によるライトレーザーを2発撃ち込んだ。

 だが、それを爆天しながら避けていく。魔力がなくなり、スターブレードの効果が切れたため、ただの使えない剣となった。それを投げ捨てた後、もう片方の剣を持ち替えた。

 煙の中を彼女は移動を続けていた。彼女が様子を見ている時に、私は目を閉じた。魔法を使えば、煙の中でも見える。だが、それは雲隠れしている者に打って付けであるが、移動し続けている奴にはそれと同時に目で追いかけないといけない。

 なら、音を頼りに行動するのも悪くはない。


「・・・そこか」


 目を開けたと同時に、彼女が攻撃を仕掛けるために飛び出してくる。私はリオネードの振る剣に対して、こちらも右手にある剣を振った。こちらが防御するために剣を剣で何度も弾き飛ばし、更には空いてる左手で針を取り出し、それを彼女の足元へと投げた。

 足元に投げた針が爆発、彼女は一瞬の緩みを私は逃さなかった。


「・・・が!?」


 爆発とともに一歩後ろへと下がった。そのタイミングで間を縮め、左手で彼女の右手の剣に魔法で弾き飛ばし、そのまま首元を持った。

 ただ、相手ももう片方の剣で突き刺そうとしてくるが、それを右手の剣で弾き飛ばし、左手で上空に投げた。

 彼女は一回転し、安定を取ろうとするが、私はそこに手のひらサイズのフレアを発動し、発射した。一回転した突如それをまともに喰らい、バランスを崩した所で真上に転移、そのまま右足で蹴り飛ばした。

 そのまま地面に激突し、大きい反動で転がりながら煙の中に消えていった。

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