第108話 動き出す男

 話したいこと話し、店を出た。久々に相手したけど、昔と何も変わってない。

 てか、あの話をしただけで驚いていたな。なら、派手に動かないといけない。


「さて・・・これで私の計画の半分は終わった」


 空を見上げながら、沈んでいく太陽を眺め、そして寮へと戻るために歩き出した。相手から見えないほど、深くフードを被りながら、無法地帯を歩き続けた。



「進め!!勢いに任せて攻め続けるのだ!!」

「「「おおぉぉーーー!!」」」


 騎士団が、次々と魔法教会施設へと進撃を続ける。城壁からは矢や魔法が次々と飛んでいくが、浮遊魔法を覚えている騎士達が上空から攻撃、更には侵入されては城門を開けられる。その後は地上で待機していた騎士団が一斉に侵入して、中で戦闘が始まる。


「たく、少し相手を見くびってるよこれ」


 攻撃を受けている施設は山辺りに隠れるように作られている。そのため、近くの崖から覗くことも出来る。そこに男はいた。

 その近くには大きなバトルアックスが地面に刺さっていた。


「たく、実力高い奴がいないと今じゃあ簡単に落とされるな」


 懐から仮面を取り出し、それを顔に装着した。


「さて、一狩りとしますか」


 後ろのあったバトルアックスを手に取り、崖を飛び降りた。地面に触れた瞬間、地面を勢いよく蹴り飛ばし、大ジャンプした。それを三回程したら、魔法教会の施設内へと飛び降りた。

 地面に着地した衝撃で、騎士団の足は完全に止まった。


「ど、どこから」

「上空から飛んできた・・・」

「ごちゃごちゃうるせーな。すぐに終わらすから待ってろ」


 バトルアックスを上へと上げ、そのまま振り下ろした。地面へとめり込んだアックスから放たれる衝撃波は目の前にいた騎士団を吹き飛ばした。


「次はどいつだ?」

「ガルドラ様。助かります」

「相手が悪い・ここから俺が暴れさせてもらう。いいな」

「あ、はい・・・分かりました」


 アックスを取り出し、方へと乗せた後、突っ込んだ。そしてそのアックスを振り回し、騎士達を次々と倒していく。何人かは剣で対抗したが、力負けして吹き飛ばされた。

 上空にいた魔法騎士達が上空から魔法攻撃を開始し、ガルドラのいる場所に攻撃が当たり続ける。


「そんなヘボい攻撃がこの俺に当たるとでも思ったか」


 空中に向けて、持ってない左手を向けて空気の渦を指分作られ、それを撃った。それが空中にいる騎士団に命中しては地面へと落ちていった。


「くそ、なんだあれは」

「空気術、魔法ではなく武術系の攻撃だ。俺はそれに特化していてな。お前らを一人残らず狩らせてもらう」


 彼は大きなアックスを片手に持ちながら、走り出した。

 

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