第81話 襲撃Ⅲ

 少し走った先、村人が怯えていたり、けが人が続出していた。既に現場に到着していた騎士達が介護に当たっていた。


「大丈夫ですか」

「くそ、犯人を探せ」

「人員が足りない。こちらにも回してくれ」


 何が合ったのかと思うほど、建物が一部崩壊していたり、地面が凸凹になっていた。先程とは違い、こっちの方が被害大きいぞこれ。けが人も見ただけで十数人は余裕にいるだろう・

 騎士達も近場にいた騎士が集まった感じがするが、圧倒的に人数が足りない。治癒魔法を使う者もおれば、近場に運んでいる者もいる。


「ここ一番ひどい状況・・・」

「何があったらこんなに」


 何かによって斬りつけられた後、爪みたいな跡が残っている。獣人の力を使っているみたいだ。その先にずっと続いてるのと、何か崩れるてか落下音が遠くから聞こえる。

 これは正体を現し、暴れているように思える。


「2人とも、先に戻っておいてくれるか?それかここの人達の介護とか頼む」


 荷物を持ったまま、私はこの先へと向かう。だが、2人は呼び止めに掛かる。


「え、ちょっと」

「何するつもりだ?」

「何って、ちょこっと暴れにな」


 荷物を持ったまま、私は走り出す。彼女らは止に掛かろうとするが、既に手遅れであった。そのまま走り続けると、音はどんどんと大きくなる。

 木々や草木がある場所へと一時的に隠れ、そこで買ってきた女性服の一着に着替える。スカート類もあったが、動きやすいようにその時に買っておいた半ズボンへと着替えた。

 あとは変異で前の姿で暴れた女性へと変わる。無論、腕は人間のままである。


「さて、私の邪魔する奴は誰だろうな」


 そのまま、私は着替えた服類を逆にしまい、それを茂みへと隠した。表へと出た私に向かって騎士が向かってくる。


「君、ここは危ない。すぐにここから離れるんだ」

「・・・大丈夫ですよ」

「何を言って――」


 私は走り出した。元凶がいるであろう元へ。

 騎士達は追いかけようとしたが、周りのけが人を優先したようで追いかけてこなかった。



「少しはやるようだな。聞いてた話とは違うが、まあ手応えがあればいい」

「・・・」


 彼らは戦っていた。魔法という概念ではなく、与えられた力で戦っていた。片方は獣人のような姿、もう1人は必死に力を操りながら戦っていた。


「光の使い手とは聞いていたが、それが膨大過ぎて操れてないじゃねえか」


 獣人の男はそう言いながら、彼へと近付いていた。


「だからどうした・・・」

「あ?」

「これでも扱えるようになった。だけど、まだまだ鍛錬が足りないだけだ」


 周りに光の玉が出現し、それを獣人へと放った。だが、角度や飛んでいく方向がでたらめなために数発の内、一発しか当たらなかった。その一発も獣人は軽く弾き、別の場所へと着弾した。


「まあ、その力を扱われる前に始末しとかなきゃな」


 獣人がジャンプしようとした時だ。横から突如と彼と同じ獣の右腕が飛び出した。そして彼の顔掴み、真横にあった瓦礫へと突っ込んだ。



「き、貴様は!!!」

「爆散」


 そのまま、獣の手から突如と赤く光だしそのまま大爆発した。そのまま獣人は爆発とともに吹っ飛んだ。

 私はその後に腕を人の腕へと戻し、もう1人の彼へと声を掛けた。


「あ・・・あんたは」

「名の程もない。見てたよ。力をまだ思う存分に扱えきれてないみたいだね」

「・・・」

「なら、その力開放させてもらうよ」


 私は彼へと左手を差し出した。光の玉、それを彼へと飛ばした。その玉は何も起こらずに彼の中へと吸収した。だが、その後に彼の中に何かが起こり、そのまま気絶するように倒れた。

 彼は今後起きないはず・・・、あとはあいつだけだな。


「まさか・・・ここで出会うとはな・・・」

「前ので少しは強者と理解したと思ったけど、今回はなにか違うみたいだね」


 前に見た時より、なにか印象が変わっている感じがその時感じた。

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