第28話 上級魔法師

 魔法による加速、その後に魔力による強化武術、いきなりに足で攻撃を仕掛けてくる。それに対して、魔力による障壁でガードする。

 その後に後ろへと下がり、炎による魔法で攻撃を仕掛けてくる。その攻撃はマジックハンドで弾き飛ばしながら、歩き始める。


「なるほど、他の生徒よりは面白いみたいだね。なら、ヒートアップしちゃう」


 更に炎の勢いは増して行き、その炎の玉が襲い掛かってくる。俺に当たった瞬間に周りも巻き込む爆発が起こる。だが、俺は無傷である歩き続ける。


「へえ、あの攻撃さえも効いてない・・・。なら、その足を止めさてもらう」


 マーガレットが指パッチンした瞬間、俺の足元を円を描くように炎が飛び出した。俺はとっさに足を止めてしまったが、その炎がやんだ瞬間にまた足で攻撃を仕掛けてくる。

 ガードした後、上空へと飛んでは手に大きな炎を作り出し、それをこちらへと投げ飛ばしてくる。こちらも炎のフレアで対応、威力はこちらの方が高く、その炎をぶち抜いて彼女へと飛んでいった。

 その攻撃には予想外だったのか、対応が遅れ、命中した。その後、改良したフレアⅡ改め、拡散式フレアで撃ち込んでいく。ただの流れ作業、その攻撃を見た瞬間に空中で逃げ惑った。

 攻撃しようにもこちらのフレアに当たっては空中で爆散する。

 観念したのか、地面へと降りては格闘に移り、攻撃するが、攻撃自体は余裕で避け、更には俺も巻き込みながら、フレアを地面へと撃ち込む。

 そのまま後ろへと下がった後、彼女は大きな炎の塊を撃ち込んできた。俺はそれを避けることなく受け、ふっ飛ばされる。

 無論、演技での事だが。


「さあ立て。まだ試験は終わってないぞ」


 俺は普通に立ち上がる。体についた土などを払った後、マジックソード、いわゆる魔法の剣を使った。俺の右腕には魔法で出来た剣を握った。

 そのまま、勢い良くマーガレットに向けて地面から斜め上に振った。勢い良く魔法の斬撃が彼女の方へと走っていた。

 それに気付いたマーガレットは上空へと飛んだ。だが、その行動は仇となった。

 俺は彼女の真上へと飛び、そのまま足の力で地面へと叩きつけ、そこにフレアを一発ぶち込んだ。無論、ガード出来るはずもなく、ダメージは思った以上に響いたはずだ。


「・・・油断するとこれか・・・降参だ」


 マーガレットは立ち上がり、そう口にした。体は既にボロボロな状態だ。そのまま継続戦闘は不可能と判断したらしい。すぐに胸内側に仕込んでいたポーションを取り出し、それを飲み干していた。

 俺はhルエアを撃った後、そのまま着地していた。


「7人の中で、ここまでやられて負けたのは君だけだ。これは高く評価しないとな」


 すぐに記入を始める。それが完了する否や、俺らを集め、


「私の班の評価はこれにて終了だ。質問ある者はいるか?」


 集められた皆の表情は疲れ切っていた。誰一人手を挙げる者はいない。


「いないようだな。では少し早いが解散だ。ゆっくりと休むと良い」


 彼女の言葉と同時に俺のいた青の班は教室へと向けて歩き出した。




「さて、僕も行こうかな」

「行こうとはどちらへ?」

「彼の所さ」


 学園長と大賢者と呼ばれた青年は高台でずっと見ていた。終盤になった頃にマーガレットの所は早く終わったのか、それを見て、青年はそこから飛び降りた。魔法に寄ってゆっくりと降りた後、教室へと戻っていく者達の方へと歩き出した。

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