第16輪.信号が紫になるまで
田圃の真ん中突っ立って
南に眺める
西日も消えた西側に
空を仰いで見てみれば
今日は雲が少なくて
月がポツリと浮かんでいるの
満月半月三日月新月
兎が飛び跳ね泥が飛び跳ね
月のお顔を汚してしまった
兎がお目目を充血させて
わんわんわんわん泣くもんだから
雑草色のキャップをはずして
目薬さしてあげようね
びゅうびゅう吹いてる風たちが
信号変えたら帰るんだよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます