第9夜 ずっと…

 18歳年上の彼女と付き合っていた。

 私は過去に10数人の女生と付き合っていたが、不思議と他の彼女の夢はみない。


 この夜も、彼女の夢をみた。

 とても穏やかな時間が流れ、彼女は笑っている。

 とても幸せな夢。


 特別な事は何も無い。

 ただ話して笑って…それだけの夢。


 でも、それは確かにあった時間。

 私が自分で手放した幸せな時間。


 今ではもう、この幸せな夢ですら、悪夢以上に私の胸を締め付けてくるのだ。

 目覚めて一番ツラいのは、この夢の後…。


 この夢をみたまま、私は死にたいと毎夜願う。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます