第351話 入院はさせない

 おかえりなさい♡


 朝は長袖の服を着ても寒く感じるようになりました。インフルエンザが早くも流行り始めた様なので気をつけましょうね。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。


*~*~*


 入院はさせない。


 今日は月に一度のメンタルクリニックの診察日でした。


 僕に妄想の症状が出て来たので大切な診察となりました。まずは十文字さんの面接から。


 近況報告をしました。


 メッキ工場の事、タンポポでの事、カクヨムでの事などです。そして最後に妄想が起きている事を相談しました。


 薬を減らしたのと、メッキ工場の仕事が週に4日に変更になった時期と、僕の妄想が起きたのが重なるのです。病状が重くなる前に精神病院に入院した方が良いのではないのか聞きました。


「入院はさせないよ。昇さんは症状を自覚しているよね。頓服を上手く使いながら様子を見ようよ。」


 僕は重く考えていたので、十文字さんの答えは有難いと思いました。


 僕は毎回、女性関係が原因で入院する事が多くて、今回も始まりは女性関係でした。メッキ工場に朝の通勤時、毎回同じ時間に僕の好みの女性とすれ違うのですが、この女性にラブレターを書いて渡そうと考えていたのです。それも1人では無く4人も。


 あぁ、また僕の病気が出て来たと思いました。


 以前の僕なら行動を起こしてから問題となり精神病院に入院していたでしょう。今回は違いました。身近に接する人達に相談していたのです。


 毎週月曜日に僕の部屋をお掃除に来てくれるヘルパーさん、支援センターのNさんです。


 笑い話しになるんですよね。


 タンポポでの「死ね」という落書きや、カクヨムの事でも大いに盛り上がりました。十文字さんは笑い過ぎですよ。


 タンポポでの落書きに関しては、「昇さんが羨ましいんだよ。相手は恨まれたくて書いているんだから、相手にしないできれいに忘れてあげるのが1番だね。」


 その通りです。


 妄想が出て来ているのに終始笑顔の絶えない面接でした。


 次は主治医の筑根先生の診察です。朝の薬を1錠増やす事になりました。頓服に関してはすでに2錠と液体のが1つ出ているので休みの前日は飲まない様に指示されました。僕は薬があればあるだけ飲んでしまうからです。


 こうしてメンタルクリニックの診察が終わるのでした。


****


 川崎駅に戻ると2つ楽しみがありました。


 1つは僕の休肝日仲間の、さくら青嵐さんの本を予約する事です。


 タイトルは「ルクトニア領〇乱記 猫かぶり殿下は護衛の少女を溺愛中」です。すみません、〇のところがいまだにわからないのです。でも大丈夫です。ちゃんと予約できました。


 青嵐さんの書籍化はとても励みになります。いつまでも楽しいお姉さんでいて下さいね。


 そしてもう1つの楽しみは夕食の買い物です。


 中国産ですがうなぎを買いました。特売で税込み1,100円です。それとビールのおつまみに鶏の唐揚げとサラダを買いました。


 明日も休みなのでのんびりと過ごします。お話しはここまでです。


 今日も逢いに来ていただき感謝です。


 どうか次もあなたに逢えますように……


 いってらっしゃい♡

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