第244話 実習1日目!

 お帰りなさい♡


 今日から実習でした。


 目覚ましを6時に合わせました。起きると軽くシャワーを浴びて髭を剃りました。朝食は食べずに7時15分に家を出ました。


 バスで川崎駅まで出て電車に乗り換えます。


 通勤ラッシュを久しぶりに味わいました。駅員が乗り切れない乗客を車内に押し込みます。凄まじい光景でした。目的の駅に着くともうそれだけでクタクタになりました。


 それから会社まで20分歩きます。


 8時50分に就労支援センターの担当者と待ち合わせです。会社に着くと担当の女性に案内されて更衣室に行きました。会社の新品の作業着を貸してくれました。


 着替えると作業開始です。


 手のひらサイズのメッキを施された部品をやすりで磨きます。10時になり、10分の休憩が入りました。休憩があるのは助かりました。


 この時点で就労支援センターの担当者は帰りました。


 メッキ会社の担当の女性に作業前の講習を受けました。危険な薬品をたくさん扱うからです。塩酸や硫酸などです。基本的に僕の作業で危険な薬品がある場所での仕事は無いそうです。


 講習が終わると現場に戻り先ほどの作業の続きをやりました。ここで問題が。


 僕のやすりをかけた部品が不完全でやり直す事になりました。表面のザラザラが残っていたのです。部品の数は50個くらいでしょうか。


 僕に仕事を教えてくれたのは僕よりも少し年上の男性でした。とても穏やかで優しい感じの方です。


 僕は1個ずつ丁寧にやすりをかけました。この日は3時間の実習で12時に作業が終わりました。担当の女性は課長の肩書がありますが優しい感じの方でした。


 会社の雰囲気も良くて、ここで仕事をしたいと思いました。


 1つの問題を残して。


♦♦♦♦


 実習1日目!


 問題は通勤です。


 仕事が終わり駅まで20分歩くのです。それから電車に乗り川崎駅まで戻り、バスで帰るのです。


 朝から何も食べていないのでお腹もペコペコです。地元に戻り近所の中華料理屋で食事をしました。実習は賃金が発生しませんので金銭的に苦しいのです。中華料理屋で1,101円も使いました。


 辛くてももう少し食事代を抑えなければいけません。


 家に帰ると14時でした。へとへとになり少しベッドに横たわりました。そしてこのお話を書いています。


 やはり健常者の人は凄いです。


 少し自信を無くしました。明日は2日目です。


 愚痴をこぼす相手が欲しいと思いました。出来るところまで頑張ります。


 お話しはここまでです。あなたの応援が僕を強くしてくれます。


 どうか次回も頑張れますように……

 

 いってらっしゃい♡

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る