生きてる証しが欲しいから

第57話 お花見レクリエーション

　お帰りなさい♡

　毎日あなたが逢いに来てくれる事を感謝しています。

　相変わらず1人でいると自殺願望が顔を出します。寂しくて切なくて、死ねば楽になれるのにと、自問自答しています。

　死ぬのは怖いです。死ねば後戻りはできません。同じ様な考えが頭の中でぐるぐる回ります。

　季節の変わり目のせいか、最近ちょっと鬱気味です。

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　今日のタンポポは、作業休みで11時30分から新規契約を結びました。1年に1度契約書を更新します。

　それが終わると、近所にある大きな公園でお花見をしました。参加費100円で日の出屋から1,000円の特注弁当を頼み、ペットボトルのお茶とお団子を食べました。

　参加者は職員、メンバー合わせ総勢14名でした。

　天気は凄く良くて風も無く最高のお花見日和でした。桜の木は満開で少し花弁が舞、雰囲気が良い感じです。

　精神病院に入院していた時に1度花見をした以来、2度目の花見でした。タンポポの花見はアルコール禁止ですが充分楽しめました。

　お弁当も色鮮やかでとても美味しく頂きました。

　楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。お花見を満喫して1時30分に後片付けをして解散となりました。

　帰る時間にバスの運行が無い為、家まで歩きました。3時から支援センターの瀬川さんと月に1度の面談があります。

　現状、僕の家まで来てくれています。

　瀬川さんが来るとまずは郵便物のチェックです。色々な書類の書き方を教えてくれます。僕の1番苦手な部類でとても助かります。

　それが終わるとお小遣いチェックです。僕のパソコンに瀬川さんが無料のソフトを入れて管理しています。1ヶ月の領収書を僕がためて瀬川さんが入力していきます。夕食を宅配弁当に切り替えた分、領収書は減りましたが、総額は余り変わりません。やはりアルコールと煙草が大きいのです。

　最後にパソコンに入れてある「瀬川さんに言いたい事」を開き、お話をします。週末になると友達の兄のやっている飲み屋に行きたくなる衝動に駆られるのが抑えられないと相談しました。

　お金が無いのだから我慢するしかないと言われました。

　それと休みの日に猛烈に孤独感に襲われると相談しました。安いスポーツジムにでも行けばどうかと提案されました。しかし今の僕にスポーツで汗を流す元気がありません。

　一通り悩みを打ち明け、4月の面談の日を決めて終了となりました。

　明日はメンタルクリニックの診察日です。

　1日1日を生きるのがやっとなのです。

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　人間て死んだら、今喋っているこの肉体に宿っている魂はどこにいくのでしょう。僕のお世話になった亡くなった方が「何も無くなり空になる」と言いました。

　僕は死んだ後にも世界があり、命は続いていくと信じています。

　宗教も否定しません。相変わらずお金を集める事に夢中な宗教も有りますが、それで心の支えになるなら否定しません。

　自殺願望が消えない僕に、宗教を語る資格はありません。

　人間必ず死ぬのだという事を肝にめいじておきましょう。

　今はただあなたが来てくれるのが救いです。

　あしたもあなたが逢いに来てくれますように……♡