3月の出来事
第28話 気づき
お帰りなさい♡
川崎は明け方まで大雨が降り、その後晴天でとても暖かい1日でした。
今日から3月ですね。もう春です。この前、正月が来たと思ったのに毎日が早く過ぎていきます。
あなたはどう過ごしていますか?今日もあなたが逢いに来てくれて嬉しいです。
今日も心を込めて描いていきたいと思います。
それでは【生きてる証しが欲しいから】始まります。
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今日のタンポポの作業は、昨日回収した「共同事業」と呼ばれているエリアの廃油をトラックから降ろす作業から始まりました。
小学校の廃油は米油で一般の植物油などの廃油と分けて取り扱います。小学校の廃油は主に主力の粉石鹸の原料になります。
共同事業などで集めた廃油は「BDF」と呼ばれる自動車のガソリンの代わりの燃料などの原料になります。
タンポポのトラックもこのBDFを使用して走っています。
廃油は20ℓ、10ℓのポリタンクで集めます。トラックから降ろすと計量してステンレス缶と呼ばれるタンクに廃油を入れていきます。
ポリタンクは全部で30本くらいでしょうか。外側だけスポンジとブラシで綺麗に洗います。内側は洗いません。
それが終わると休憩をはさみ、サンプル作りで400個作りました。
作り終えるとそのサンプルにチラシを付ける作業です。僕達は「たんたん」と呼んでいます。サンプルを手でたたいて平らにしてチラシを付けるのですが、この時に「たんたん」と音が出るのです。
この作業の途中でお昼ご飯の時間になりました。
今日のお弁当のメインは豚カツ煮でした。美味しく頂きました。
毎週木曜日はお掃除の日です。食堂兼休憩室の3階と更衣室兼休憩室の1階を綺麗に掃除します。大体15分くらいで終わります。
普通の作業に戻り「たんたん」を仕上げ、残り時間はチラシ折でした。
午後2時に作業終了。
この日も昨日と同じで勤務時間3.5hで2,100円の稼ぎとなりました。
3年前僕がタンポポに初めて来た時、精神的にはまだまだ不安定で、週1日の通所で、時給300円からのスタートでした。この時の僕は自殺する事しか考えていませんでした。
タンポポに通所してメンバーとお話しをして、自分がいかに恵まれた環境で生きてきたのか痛感したのです。
そして気づいたのです。
このメンバー達となら再起出来ると確信しました。
そして今、就活に挑みタンポポを巣立つことが恩返しだと思っています。
明日はレクレーションで品川の水族館に行く予定です。
このお話しはまた明日。
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死にたがり、消えませんね。
理想の高い人ほど死にたがる傾向があるそうです。自分に当てはまると思いました。
生きてる証しは人とのふれあいの中、気づきが必要だと思いました。支え合う気持ちとか感謝の心とか。
そして今、このお話しを最後まで聴いてくれているあなたがいます。
死にたがりの僕ですが、どうか温かい気持ちで見守って下さいね。
名残惜しいですがこの辺で…
明日も逢いに来てくださいね♡
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