伏して君に愛を冀(こいねが)う

作者 鳩子

87

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★★★ Excellent!!!

連載中ずっと追ってましたが、連休中、もう一度一気読みして、悶えました。

主人公の琇華は健気で、どんどん逞しくなっていきます。
皇帝に相手にされないから、皇帝の絵姿を抱いて寝るのは、健気すぎる!


誤解とすれ違いの続く物語なのでじれったくもなりつつ、
皇帝とのやりとりでは、キュンとなります。

思いも通じて、事件も解決して、ラストでこの皇帝から、
あの愛の告白を聞くことが出来たときには、本当に感涙にむせび泣きそうになりました。

しかも、このあと、『神鳥~』が控えているのですよね………。
本作と、『神鳥~』の間、一体どういう変遷があるんだろうと思いますが、
お話しとしては完全に独立しているので、本作だけ読んでも、全然大丈夫です。
(でも、他を知ってると、あーってなります)


★★★ Excellent!!!

中華後宮というと、皇帝に見初められてドキドキ。はたまた、他の妃にアレコレされてドロドロ。
そんな展開が多いかと思いますが、この作品は違います。

ヒロインの琇華(しゅうか)は、憧れを抱いていた、美形と評判の隣国の皇帝、漓曄(りよう)から、跪いて求婚されるという、最高に幸せな結婚をすることになります。

しかし、琇華を待っていたのは、「金の為に結婚をした」という、冷たい皇帝の態度―――。

琇華の故郷である堋(ほう)国からの介入を良しとしない游(ゆう)帝国の人々は、琇華を蔑み、嫌味な態度を崩さない。さらに皇帝は、非情な言葉を投げかける。

幸せの絶頂から、まさにどん底。奈落の底に叩き付けられ、さらに浮上する様々な問題。

金銭的に苦しい帝国の、凄まじい困窮の状態。見かねて、恋心を捨てられぬ故に献身する琇華の想いと、その想いを気付かず、誤解を重ねていく皇帝。そんな二人の心が、近づいたり、離れたり……。見ているだけでハラハラ、ドキドキ。
解らず屋の皇帝に一発パンチを入れたくなる時もしばしば。

ハッピーエンドタグを信じて、この先どうなっていくのか非常に楽しみです!