複垢警察24時

作者 板野かも

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★★★ Excellent!!!

常について回るのが複垢疑惑。それはTwitterで仲良くなったり、別のサイトから凪がれてきたファンが入れただけでも疑惑となる。

それを調べて取り締まるのが複垢警察であった。

つい最近Twitterでそれを名乗る者も現れましたが、それが複垢なのかどうから運営でないと分からない事だと思います。

この物語は、もしもその警察が実在していて免許すらあったら。という架空の話。でもそれはどこかありそうな真実にも思えます。


そして自ら正義感を晒し、行き過ぎた行動をとってしまうとその結末は悲惨なものだよと……そう告げているようにも思います。


Twitterに限らずどのサイトでも正義感からくる行き過ぎた行動をとると、最悪身を滅ぼしてしまう。

自分でブレーキをかける。それが大事な事なんだなって、改めて思いました。

★★ Very Good!!

カクヨムを利用する書き手にとって、星(評価)は欲しくてたまらないものだ。
たとえそれが不正によって手に入れたものであったとしても。
星はわずかばかりの承認欲求を満たし、あわよくばランキングに載り、もしかしたら作家になれるかもしれない……。
そんな欲望の形としての星は、同時に星(犯人)の手がかりにもなり得る。
星が「ほし」い。それは書き手だけではないのかも知れませんね。

★★★ Excellent!!!

コンピューター、インターネット、SNS・・・これらは道具だ。

生活を便利で豊かにする事もあれば、身を亡ぼす凶器(狂気)にもなる。

リアルとバーチャルの区別がつかなくなり、振り回された人間は自分を見失い、道徳、倫理、善悪と言った感覚が麻痺してしまう。

そう言った人間の「暴走」を食い止めるのが、彼ら複垢警察なのだ。

★★★ Excellent!!!

確かに問題点が多すぎるシステムではあるんです。
でも、それはモラルに左右される部分も決して小さくはない。
システム開発側と、その穴をうまく悪用する側、そしてそれを取り締まる側、総括する運営。いたちごっことその葛藤。
真面目にやっている人がバカを見るのか、一時の気の迷いに手を染めてそれまでの実績を台無しにするのか。
バレたら「ざまあw」バレなきゃ「ラッキー」そんなのが当たり前の世界であっていいのか。
これまで誰も深く切り込まなかったテーマをこれでもかと抉り、それでいてフィクション感満載に、どこまでノンフィクションかわからないギリギリラインを攻めてくる作者に脱帽。
確かにレビューが書きにくい!(笑)