第21話 話し合い
~執務室~
デンドはソファに座り向かいのソファにエルサを座るよう言った後話始めた
デンド「さて、話したいことは…朝言っていたことは本当なのかな?」
エルサ「言ってたことって?」
デンド「言い方を変えよう。君のご飯はなんだい?」
エルサ「血かな?血が一番好きなだけだけど」
デンド「…吸血鬼かい?」
エルサ「違う。」
デンド「では、なぜだ?人間であれば血はいらないはずだ。」
エルサ「…」
デンドはその後何度か下手に聞いたがエルサは答えなかった
デンド「…では、きmーー」
エルサ「ねえ、結局何が言いたいの?」
エルサはイラついていた、こんな意味のないことを問答するためだけに呼んだのかと
デンド「落ち着いてくれ。正直に言うと君は恐怖の対象でしかない、それを無くすためには君を知る必要がある。だからとりあえず分かりやすい違いから知っていこうと思い聞いているだけだ」
デンドとしては仲良くしていきたいのだが周りが理解しない、それを無くすために聞いていたのだが
エルサ「必要ない」
それは崩れた。たった一言だ。たったそれだけで崩れた
デンド「…っ!…」
言葉がでない。言葉に魔力をのせられた、いわば威圧を向けられ言葉がでなくなった
エルサ「あなたを、あなた達を殺してしまえば私が居たという証拠が消える。これほど楽な解決方法は他にはない。――死んで。」
デンドは動けない、言葉も発っせない。だんだん動くようにはなっていくなんとか言葉を、彼女を止めないと自分だけじゃなく皆が死ぬ。
それは避けたいそう思った、思ったからこそなんとか顔を動かしエルサに目を向けたーーーー
何を思っただろうか 死は思ってない恐怖、違うなでは何を。ー虚無ーそんな言葉が出てくる。何故かなんて簡単だ目の前の少女は何の感情も顔に出していない、憎しみ、怒り、怨み、妬み、喜び、悲しみも、感情がない。何を思っているのか聞きたくなるほどに表情に感情がない。
無表情、そんなのではない本当にそこになにもない冷えきってはいない、目には光がない、瞬きもしない、何を言っていいのか、何を聞いていいのかわからない。
もう何をしていたか何を考えていたのか覚えていない。
こんな感情はいつだったか、いつかの“左目の隠れた少女”以来だ
あの時は助けたいとしか思わなかったが力がこの少女の方が上では助けようがなかった“あの言葉”もきっと効果は無いだろう
少女は立ち上がり、テーブルへ足をかけ、乗り膝をつき、四つん這いになり、観察するように見る。
デンド(終わりだな、呆気ない、常に危険と隣り合わせだった日々だとこうはならなかっただろう、鈍ったな)
やっぱり“強く”ならないとね sekiyasya @sya-san
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