きっと、またね

@jumpxxx59

第1話





彼が私の前から居なくなって、3年。



当時17歳だった私は、もうすぐ20歳になる。





あいつはどうしてるだろうか




何もなかったはずなのに、あいつは私の前からふと、消えた




そんな人じゃないと思ってた




優しくて、アホでドジで、




でも私のことを1番大切にしてくれてた




ちょっと抜けてたけど、私のことを一番に考えてくれていた





周りから信頼されてて頼られてて



友達もたくさん、たくさん居て



誰にでも愛想良くて



誰にでも優しかった



そんなあいつは




どこかで、助けを求めていたんだと思う




それに気づけなかった私は、




あいつのなんなんだろうか




誰よりも私に尽くしてくれていたあいつを



見捨てたのは、私なのだろうか




だから、あいつは私に何も言わず



友達にも言わず、消えていったのだろうか




でも誰もがあいつはそんな人じゃないって




思ってた




なのに、なんで、







急に、「やっほー」だなんて言って、



現れてほしい




誰もが求めている言葉は要らないから




私のそばにいるだけでいいの







会いたい、









会いたいよ










神様、もう私は十分待ちました




意地悪しないで







お願いだから、








会いたい、








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