第88話 勇者は日本での生活を始めます! (18)

 まあ、そんな事を僕は色々と妄想しながら。


「うん! 嬉しいよ!」


 と、上機嫌でエルに言葉を返した。


 何も知らない僕のか弱いウサギちゃんに!?


「う~ん、可笑しいな? 一樹は何でそんなに喜んでいるの?」


 エルは相変わらず不思議そうに、後ろを振り返りながら僕を見つめるよ。その顔の仕草がね、とても可愛くて又見惚れそうだ。(笑)


 でもね、先程から不思議そうに僕を碧眼の瞳で見つめるエルだけれど。そんなに僕は顔を緩め……鼻の下伸ばしているのかな?


 と、そちらの方が気になるから!?


 エルの目の前に置いてある置き鏡を見て覗いたよ!


 それでさ、自分自身の顔を見て確認をしてみた……


「ん? 一樹! 鏡で何を見ているの?」


「えっ? 僕?」


「うん、そうだよ? 急に鏡を覗くから……」


 と、エルが不思議そうに鏡に映る僕の顔を見ながら尋ねてきたよ!?


 だからね僕は、今度は鏡に映るエルの綺麗な顔を見ながら答えたんだよね。


「いや、エルが僕がとても嬉しそうな顔をしていると尋ねてきたから? どうなんだろうかと? 鏡に映る自分の顔を良く見てみたけれど……いつもと余り変わらない気がするけれど……?」


 こんな感じで今度は僕がエルに不思議そうな顔して尋ねたよ!?


 どこが違うのか良く解らないから?


 エルに尋ねるのが一番だからね。

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