第8話 ある日の夜 (8)

 そう思うと僕は……やはり後ろの女性は、落ち武者のお化けなのだと思ってしまった。


 だから僕は、またヤバイなぁ~? と、思っていまって。その後は背筋が凍り付いたよ。僕は取り敢えず、後ろの女性を振り落とそうか? どうしようか? と、思案を始める。


「うっ、うううううう……み、水……」


 また、僕の耳元から、後ろの彼女の声がしてきたよ。

 まあ、その他にも、彼女の生暖かい、それも荒い息が、僕の耳や首筋にも吹き掛かるんだ──思わず僕は、ゾワゾワとしてくるよ。

 でもね、後ろの女性……これって体温があるという事だよね?

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