【注意:序盤のネタバレあり】
初話、訳も分からないまま危急の事態に見舞われる展開になんとも言えない不気味さを感じながら拝読しました。
前半、クロソラとイサリの睦まじい様子が丁寧に書かれていただけに、二人が消えた時にはなんとも言えない物悲しさがありましたが、物語への導入として十分に心を動かされる展開でした。
次話、冒頭の青年が事件で生き残った本人、あるいはその関連の人物であることを、夢を通じて説明されていているのは上手いなあと思いました。
薄っすらと頭の片隅に残っている記憶が、今後どのように物語りに影響していくのか楽しみです。
そして、謎の喋る猫との出会い。
ここも、今後の展開に十分興味を惹かれる展開で、思わずページを捲りたくなります。
列車や魔力線などというガシェットから、ある程度進んだ文明と魔法が混在しているような世界観ということが分かります。
このあたりも、よくある中世風異世界とは違った感じで新鮮でした。
表現力、構文力、世界観、すべてしっかりされていてとても読み応えのある作品だと感じました。
引き続き拝読させて頂きたいと思います!
第137歩まで読了です。ヨゾラ、君は何者なんだ!? という疑問を解決したくてどんどん読み進めました。今のところ、答えは出ていません。が、すごく面白いです!大きな盛り上がりと、のんびりほのぼのした展開が波のように私を襲う! これぞエンターテイメント!! ってヤツだ!!! と歓喜しております☆
ほのぼの展開のシーンも全然飽きさせないんですよ。ヨゾラが可愛いから(悶絶)!! ヨゾラ可愛いな~、ヨゾラ可愛いな~って思いながら読んでたら、いつの間にか事件が始まる(笑)で、事件自体も興味深い展開ばかりで早く続きを読まなきゃと思わせてくれる。
ヨゾラがアルルとシェマの仲に嫉妬するシーンも微笑ましかったですね。淑女の時とはえらい違いで。ヨゾラの心の変化も感じられて良いシーンだったと思います。
使い魔や魔法の設定などの世界観自体もとっても好みですし、状況描写も巧みです。ネコやクモの使い魔もすごく好感が持てるキャラクタで大好き。ヨゾラが船から見た海や空を見て思ったことを語るシーンとか、とてもステキな表現で印象に残っています。
あと、ヨゾラがファー夫人に捕まらないことを願ってやみません!
まだまだアルルとヨゾラの冒険が続いて行くことを強く希望します。続きが楽しみです☆