#セカイケイ

作者 菖蒲あやめ

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★★★ Excellent!!!

“日常”の中に“異常”が潜んでいて、静かに蝕まれる。
拭えない気味の悪さと、次第に整理されていく“謎”。
物語はまだ前半だと思うが、良質なミステリの匂いがする。

特筆すべきは、選択肢によって物語が分岐する仕掛け「テトラレンマ」。
曰く、ゲーム・ブック。
曰く、サウンド・ノベル。
曰く、ギャル・ゲーム。
これは単に作者の好みによるものか、あるいは奇を衒っただけの演出か。
それとも、
窓が複数あれば、それぞれ別の景色を切り取るように、観点を違えた“一部”を並べることで、より大きな“全体”を映すためだろうか。

ワクワクするね。
(つづく)

★★★ Excellent!!!

これを書いてる時点で、物語は『テトラレンマ』まで公開されています
なんか行ったり来たりのギミックがすごくて
物語がどうなるのか、っていうのと同じくらいどうやって作ったのかが気になりました

あと、団地の様子がすんなり頭に入ってきて読みやすいっていうのはこういうことかってなりました
あとは、アナアキのアナが怖かったです

★★★ Excellent!!!

団地は異世界の入り口だと云っても過言じゃあない。特に逢魔ヶ刻になんぞ、迷うものなら……。
異世界は境界を踏み越えれば誰にだって訪れるし、現実世界でもそんなことは多々と在る。
そして、何よりも始末が悪いのが、出口のないこと。

「はぁ、惑っちゃう、惑っちゃう」

この作品の台詞を借りて云うなら、こうだ。
この物語が今後どのような展開を歴て、集束するのか、正直、目が離せない。
安定して、物語を書くのが上手い菖蒲さん。
その中でも人間を描こうとしているのが視えてきます。
この後の更新を楽しみにしたいと思います!