食費は心を削る
いくら金が無いからといって食事をしないわけにはいかない。今日も近くの店で食料品を買い込んだのだが、思いのほか高くついてしまい、すっかり気が滅入って肩を落として帰ってきたのであった。
食うものも食わずに病気をしてはつまらないし、医者に行く羽目になっては本末転倒である。そのために一丁前にバランスなど考えてみたりするのだが、どうしたって貧乏していると炭水化物ばかりになってしまう。栄養だの、見栄えだのに拘るのは余裕のある人しかできやしない。私のような卑しいものは取り敢えず腹を満たすことばかり考えがちである。
巨万の富を得ようなどとは全く思わないが、せめて食うものには困らないぐらいの身分になりたいものである。
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