ゼロ、ワン、ネクスト⁉

ネクストの使い手、狩人レイバルさん。

彼女の瞳、服装など、どこをとってもまんまサーバルさんそっくりだ…

「「…って、全然ちがうよっ!」」

…と本人達は言うものの、正直言ってよくわからん…


見分け方としては…

1,耳の付き方が違う!

2,声が違う!

3,ちょっと大人っぽいです(レイバルさん談)

4,いっつも明るいよっ!(サーバルさん談)

5,オデコノエムゥ!の有無

…だそうだ。


なるほど、言われてみれば、か…?


「にしても、久しぶりだね!」

「そうだね、何時ぶりかな?」

「かばんさんとは仲良くやってる?」

「なっ!?食べないよ!仲良しだよ!?」


やっべー真面目に判んなくなって来た…


「ははは、この二人見分け付きませんよね」

「そうですね…って誰!?」

「おっと申し訳ないです、自分はトワ。今はジャパリパークの園長をしております」

園長さん…

園長さん!?


およよよ…遂に判らんぞ!


______

どうやらあの様子だと彼は困惑しているようだ。

やぁ、グレープです。


かく言う自分も最初は戸惑った。

同じフレンズが生まれる事があるとはいえ、なんとも不思議な物である。

園長さんにレイバルちゃんに自分の姉に会えたと思ったら、おまけが本編と言えば通じそうな圧倒的な情報量だったのだ。


慣れたけれど、慣れるまで辛いよなぁ。


________


あっちゃぁ…困惑させちゃったみたい?

やっほうレイバルです!

サーバルキャットって成長するとオデコノエムゥが消えていくの、だからワタシは大人のサーバルキャット!オトモダチがこの島には居るんだ…!

食いしん坊で、明るくて、ちゃっかりしてるけどいい子なんだ…!

会えるよね?きっと…!



____________



回り回ってシキですどうも。

今は森の中を自分含め装着者三人で走っております。

森の奥から悲鳴が聞こえてきたので急いでいます…急いでますよ!走って!


グレープさんずるいですわ、バイクて貴方。

レイバルさん速いです、純粋に。

俺走ってます、辛いです。


「セルリアン発見!いくよーっ!」

「そっ…装着…」「走甲!」「速着!」


俺はラッキービースト、

グレープさんはマシンダイバー、

レイバルさんはType3を装着した!


「はぁ…!行くぞ!」

「ダイビングに付き合ってくれよ?」

「ワタシは速いですよ?」


___________


「…装着者は三人ですか、余計に増えましたね…まったく面倒くさいものです」


…青いお茶が入ったカップを置くと山の中でかちゃんと音が籠もった。


「セルリアン…我々の繁栄には不可欠なサンドスター・ロウの塊、可愛いシモベ…」


無惨になった可愛い子達を見つめているのも飽きて来た…繁栄…復活…再生


細胞の塊に成り下がっても覚えている。

夢にまで見たセルハーモニーの実現という大きな野望…


コアを潰さなかったのが運の尽きだったなぁレイバル、トワ、ミライ、カコ…!


反撃の時まで、のんびり茶を啜って居るよ。

…美味しいお茶はいかがかな?フフッ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る